2010年5月8日の親の会の報告から
4 父親との関わり
G母:高3の息子と高2の娘がいます。
主人は、少しのことでキレて手がでます。自分の機嫌で叩いたり、ここまで言うの!? みたいな感じです。いつそうなるか、家中ビクビクしています。主人のお父さんも厳しい人ですが、今は手を出しません。息子が学校に行けず、布団から出られないときに、おじいちゃんが起こしに来てくれました。
息子は、なるべく父親と関わらず、卒業まで我慢して家を出たいと思っています。以前、母子3人で家を出て主人と距離をおいた時があって、主人も少し変わってやさしい言葉を言うときもありますが、息子は信じられないようです。別れることにも、主人の両親が反対しています。
I父:お父さんも苦しいです。去年の4月に父親だけの集まりをしましたが、一番心配されているのが「このまま社会人になって、生きていけるのか?」ということです。でもいろいろみていると、不登校だった子も、いろんな局面の中で何とか生きているのがみえます。
E母:娘から「産んだのだから責任をとって殺してちょうだい」と言われたときはきつかったです。ベルトをみると首を絞めようとし、24時間、死ぬんじゃないかと思っていました。「なぜ、産んだのか?」とも言われました。
H: 親は答えきれなくて、どうもできませんね。
B: 答えられない親も、真剣に向き合おうとしているのであれば、子どもは親の言葉に詰る生の姿から、何かを感じとるのではないでしょうか。
H: 自分は親に出しきれなかったです。「自分の気持ちを出してくれる子どもは、親孝行をしてくれている」と思ったほうがいいいです。
E母:親の会に来て、主人が変わり、子どもが変わりました。これは確実です。子どもには、「お父さんがいて家が成り立っているので、大事にしないと」と話しています。「いつか刺す」と言っていた息子が、主人が変わり、一緒にご飯を食べ、テレビを見、玄関まで送る・・・大嫌いだった父親に、ここまで変われるのかと思います。
以前、阿蘇の青年の家であった親の会に家族で行きました。子どもたちはボランティアの方と絵を描いたり、ケーキを作ったり、みんなで1泊しました。主人には「あなたが変わったから、この家は変わった」と大げさに伝えています。でも、いい人になった訳ではありません。(笑)
4年経ってこの状態。「自立して、親なしでも生きていける」最後はここです!!
J祖母:親の会はいいですね。今日は感激して、聴いていて涙がでました。若い頃に聴いていたら、自分の子育てももっと変わったと思います。