登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

あなたはあなたのままで、大丈夫!~バスジャック事件に遭遇して考えたこと~

2023-10-22 22:55:46 | 会報「ふれんず」から

 活 動 報 告

■困難を有する子ども・若者によりそいましょうin人吉     フレンズ会員5名参加

9月24日(土) 13:00~15:30 人吉市カルチャーパレス   参加者 約100名  内 オンライン参加37名

 

◆第1部  13:10~14:45

講演 あなたはあなたのままで、大丈夫!~バスジャック事件に遭遇して考えたこと

講師 山口由美子氏 不登校を考える親の会「ほっとケーキ」代表

 主催 : 熊本県 & 熊本県子ども・若者総合相談センター    

お話の概要

„事件当日のこと バスを乗っ取った17歳の少年が、人が逃げた事に怒り、私を包丁で数カ所切りつけた。その時私は、「こんなにしなければならない位この子は傷ついている。殺人者にしたくない」と感じ、傷を心臓より上にあげていた。

逃げた人たちが事件後とても責められたが、あの場にいなければ、あの恐怖は分からない。

„少年と娘の不登校 事件の話しをするのに、娘の不登校に触れなければ語れないと思い、話していいか娘に確認した。少年も誰かに辛かったことを話せていたらと残念に思う。

„事件後の私の状況 1ヶ月半の治療、リハビリの中で感情が動いてなかった。お医者さんの「お辛かったでしょう」の言葉で自分の状況が分かり、自分を丸ごと受け入れられるようになった。それまでは、頑張れない自分はダメと思っていた。長男を育てるときは自分の価値観を押しつけていた。

„不登校の親の会と居場所を開く 「ほっとケーキ」の親の会は、答えは出さず、ただ聴くだけです。難しいことですけど、そうしないと自分で判断できなくなる。みんなを信じています。あの少年にも居場所があればよかったと思い、1年後、居場所も開いた。

„加害者と面会  それまで当事者同士の面会はなかった。被害者は置き去りだった。3回会った。少年に「これまで辛かったね」と言った。心から謝ってくれた。「これからの生き方を見てるから」と伝えた。

„支援者へ どんな体験をしてもここまで生きてきた、そこまで色んな事をくぐり抜けてきた姿そのものが宝。主体は支援者ではない。「支援させて頂いている」という姿勢が大事

 

ö会員の感想

A フレンズで学ばせて頂いたことと一緒だと思いながら聴いてました。寄り添う、聴く、居場所。 
いまもなお様々な事件が続き、子どもたちの心が休めてないってことがもどかしい。

B 「頭を通さず身体で感じる」ということばが印象に残りました。バスの中では大変な目に遭いながらも、「少年を殺人犯にするわけにいかない」と思っておられたことも、驚きでした。

C 「言霊というのがあって、同じ言葉でも言い方で伝わり方が違う」と言われた事と、「親の会で答えは出さず、ひたすら聴くだけにしている」と言われ「難しい事ですが」と付け加えられた事に、共感しました。

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起こすのはやめました 会報ふれんす゜280号 より

2023-10-17 17:43:38 | 会報「ふれんず」から

1 起こすのはやめました

 

A父: 中1の息子が不登校です。小学校で支援学級に行ってたのですが、4年生の頃、表情が固くなってきて、行かない日が増えて、病院に相談したら、無理して行かせなくていいと言われたりして、理解のある担任の先生だったので、5年生までは行ったり行かなかったりしてたのですが、6年生で担任が変わり、接し方が合わず、そこから全く行かなくなりました。
 中学生になって入学式だけは行きましたが、あとは行けてません。放課後等デイサービス(放デイ)は行きます。

B : 行けるところがあって良かったですね。そこでは勉強はするのですか?

A父: いいえ、勉強はしてないです。美術館に行ったり、白川水源とか、外にも行ってます。家族とは行かない場所へも放デイの皆とだと行けるようです。ずっと通ってる所なので、先生たちにも馴れてます。慣れてる所はいいけど、初めての所はだめです。

B : 学校があってる昼間だとだめなんですか?

A母: 気にしなくていいから、行きたいとこに行こうと誘っても行かないですね。

 

A父: 医者からは早寝早起き、食事は家族皆と一緒にと言われてるけど、できないです。起きれ ないので。

B : 自分で起きるのですか?

A母: 自分でしか起きないです。起こそうと声をかけてましたが、起きないので放ってます。

A父: 放デイは平日の16時から2時間と、土曜日は9時30分から16時30分までで、送迎があります。小学校の時から仲良くしてる子もいますし、慣れてるから行けてると思います。

 

A父: マインクラフトというゲームが好きでよくやってます。ゲームはタイマーにして、時間を決めてるのですが、やめれない時もあります。切り替えができなくて、本人も葛藤してます。やめれなくて時間が過ぎて、出掛けられなくなる事も。

B : そんな時、息子さんはどう思ってるのでしょう?落ち込んでるのかな?

A母: 落ち込んでると思います。ちょっとふてくされたような感じになるので。

C母: うちの息子も以前は、思うようにいかないと、俺はダメだとか言って落ち込んでました。最近は切り替えができるようで、回復が早くなったように思います。状態が悪かった頃は音に凄く敏感になってました。

B : 弱っている時ほど敏感になるのでしょうね。寝不足だったりすると特徴が強く出ると思います。

C母: 大人でもそんな事ありますよね。思春期の子どもさんはよけいに難しいですよね。

A母: ペアレントトレーニングを受けたけど、なかなか難しいです。自分の感情をコントロールするって、ほんと難しい。



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10月の日程

2023-10-12 11:45:40 | これからの日程

フレンズ親の会 

 

10月14日(土)

 (受付13:00~) 

13:30 ~16:00

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パレア10階 会議室8

運営委員会

10月28日()

13:30 ~ 17:00

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発送作業

11月3日(金祝)

10:30 ~ 12:30

パレア9階 印刷室

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