会員さんより投稿 会報発行はまだ先ですので、まずはブログに載せさせて頂くことにしました。
フレンズネットワーク会員で現在35歳の発達障害当事者で、熊本で発達障害当事者の会「シェアハート」を運営しながら、現在障害者施設で働いています。
連日のコロナウィルス対策に伴う緊急事態宣言では、皆様いかがお過ごしでしょうか?
普段学校に行くことに様々な悩みを抱えていらっしゃる子供たちや保護者の皆さんにとっては、オンライン授業や様々な学びのあり方が提案されていることにより、少し安堵されている方も多いのではないでしょうか?
学校に行くことが全てではないし、日本全国の子供たちが、学校に行くことができないという共通認識に立たされている事は、これまでになかったことだと思います。
さて、今の状況の中、変化に対応することが苦手な発達障害の人たちはどのように暮らしているのでしょうか?対人関係の厳しさがあり、普段は人と人と適切な距離感をとりながら付き合っていくことが求められていますが、現在はソーシャルディスタンス(感染リスクを低減する方策)により人と適切な距離を取ることが求められています。
この混在した価値観は、発達障害の方の多くに戸惑いを感じさせているようです。
苦手だから距離をとっていいと割り切っていらっしゃる方はとても少ないのが現状です。
学校に行くことに悩みを抱えている会員の皆さんの中で、休む事は申し訳ないと思っていらっしゃる方がいると思います。
しかしコロナウィルスに伴い皆が休まなければならない状況になり、ようやく社会の有り様が変化してきています。
見通しが持てない中の暮らしではありますが、今思い切って体と心の思いに耳を傾け、休むことも大事ではないでしょうか?
大いに人と距離を取る事が許される「おうち時間」が主流の今の時期を、少しでも心穏やかに過ごしてほしいと思っています。
コロナ収束後の社会が、学校に行くことに辛さを感じている子供たちやその保護者のみなさんにとって、多様な生き方を認めていける社会であってほしいと思っています。
学校時代にいじめにより自殺も考え、学校に行きにくさを感じていた発達障害当事者より
以上
投稿ありがとうございました。