登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

お便りコーナー  会報 ふれんず130号 より ②

2020-04-19 16:33:01 | 会報「ふれんず」から

10年前の会報から

 

お便りコーナー

嬉しいお便りを2通もいただきましたので、紹介したいと思います。
一部、固有名詞は特定できないように変えさせていただきました。


・・・省略・・・
この度、息子が一浪の末、希望していた大学に入学することになりまししたので、ご報告させて頂きます。NHK学園高校の通信制で3年間過ごした後に受験しましたが、学力が足りず、奮起して一年間予備校に通いました。さて毎日通えるものかと、私はハラハラでしたが、なんとかやり通せて、本人も少し自信になったようです。「変人ぶり」は自認しておりますが、これからも色々折り合いをつけていくごとに苦労すると思います。少しずつ経験と重ねながら大人になってくれればと祈る気持ちです。
通信を拝読するたびに、中学のころの苦しさが思い出されます。今ようやく見えてくることもあります。それぞれの事情があり、なんのアドバイスもございませんが、フレンズネットワークの皆様の言葉に勇気づけられたことだけは確かです。出口の見えないなかで苦しんでおられる方々の支えとなるのは、並大ていのことではないとつくづく思いますが、どうぞ今後もそのような方々の拠りどころとしてご活動くださること願っております。
・・・省略・・・                                                    

                           

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

突然の休校と、不登校の子どもたち  会報 ふれんず241号 より ②

2020-04-11 20:38:53 | 会報「ふれんず」から

会報から一部

 

参加して思うこと

 

  突然の休校と、不登校の子どもたち

 あるお母さんが「休学届を出して休んでいるのに、新型コロナで学校が休校になった日から、子どもはお昼頃まで寝るようになった」と言われました。休学届を出したとき少し安心したように見えていたと思うけど、「他の子も休むようになった」ということで、何か緊張がゆるんだのでしょうか。真相はハッキリしないけど、不登校の子どもたちの多くは、常に学校を意識しているのだと思います。
 ところで、3月初めに突然休校になってから、子どもの学習や運動の不足、食事や安全な居場所、1人親家庭の経済的負担、等々、国でどうにかして欲しいと世間は騒いでいますが、よく考えてみると、不登校の子どもたちや家族は、ずっとその問題を抱えてきたと思います。今更ながらのようにそれが鮮明になり、彼らの権利がないがしろにされていることを、今回再確認しました。
 でも不登校の子どもたちは、もっと厳しく長いトンネルの中で葛藤して、成長していくわけですから、この非常事態も「本当に大切なことは何か」をみんなで考える機会になればいいなぁと思います。
 そして、感染の恐れがあるのに他人事みたいに動き回る人たちを見ていると、環境や安全より経済発展に夢中になっている人たちと、通じるところがあるなぁとも感じます。
 「危険を察知し、回避しなければと行動する能力」は、やっぱり命を守る能力で、生きていく者には必要な能力なのではないかと思います。       石井嘉寿絵

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社会に出て行くとき  会報 ふれんず241号

2020-04-06 13:13:04 | 会報「ふれんず」から

会報から一部

 

1 社会に出て行くとき 

: 7年前、中1の1学期から学校に行けなくなりました。高校は県立高校に行き、行き渋りもなく通いました。今、専門学校に、たまに遅刻する程度で通っています。
  これから社会に出て行くことになるんですが、仕事に就くときの経験のある方がおられたら、お話を伺いたいと思って来ました。

進行: 子どもさんが不安なんですか?

: 発達障がいや持病があるし、コミュニケーションがとれるのか心配です。取り越し苦労かもしれないけど…

父:  うちの子も、中学まで不登校してたのに、高校はスーッと行きました。高校を卒業する時、本人が「家を出たい」と言いました。それで大学に入学して一人暮らし。大学に入ったら全部本人に任せました、家内は心配していましたが。

支援: だいぶ前に関わった子ですけど、もう40才近くになって熊本に戻ってきました。人間関係がうまくいかない子だったけど、大学を出て10数年営業の仕事をして生きてきました。思う事があってこちらに戻ろうと決めて、自分で仕事を探して戻ってきました。私が関わっていた頃は、会話そのものが成りたたないような子だったんですけど。
  しっかり自分を持っていたら、自分で考えるようになるんだなと思います。

進行: 専門学校ということですが、就職できそうですか?

: 通常だと就職率100%なんですが、今年はどうでしょう。
  家から出ると、持病の薬をちゃんと飲んでいるかとか、食事をちゃんととれているかとか、私の目が届かなくなるのが不安です。

: うちも発達障がいで、私は「この子は就職は無理」と思っていました。でも就職して家を出て3年たって、やれるものだなと思います。職場環境もよく、やりたい仕事だからだと思います。とりあえずやらせてみてもいいんじゃないでしょうか。健康管理も自分でしないといけないと、目覚めてきたようです。
  親も子もチャレンジです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これからの日程 変更

2020-04-01 11:55:22 | これからの日程

 日 程 

 緊急のお知らせ

☀ フレンズ 親の会 
4月11日(土) 午後 (受付1時10分~)1:30 ~ 4:30
熊本国際交流会館 3階 研修室1 中止

※コロナウィルス感染予防のため市から要請あり。

代わりの対応策を考えています。

会員の方には会報でお知らせします。

皆さん、不安な日々をお過ごしと思いますが、

過度に心配せず、適切に慎重にお過ごしください。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする