親の会報告 から
2 子どもに嬉しい変化がありました
G支援: 私は学童保育の支援員をしていて嬉しい変化を感じることがありました。低学年のX君はお母さんがいないと泣いてしまう、時々トラブルもあり少し不安定な子どもさんだったので、見守りを大切にしていました。学年が上がり、学校に行く、行かないを自分で決めるようにしたようで、この頃はとても落ち着いてきました。自分のことを自分で決めることが自信につながり、力がついてきたのかなと感じます。
Y君は時々教室に入りたくない時があり、外で長く遊んだ後など、床にごろんとなっていました。子どもたちが大勢遊び回る部屋でねっ転がっていると危ないので、安全確保をしながら見守っていると、しばらくして1人で起き上がり遊び出し、そのうちに決められた事をしだしました。僕のことを認めてくれたという安心感があったのでは?と思いました。
H支援: 私はひとり親家庭の小、中学校の子どもさんに基本的な勉強を教えるボランティアをしています。進学塾ではありません。
ある高学年の小学生の子どもさんに嬉しい変化がありました。その子は以前針金を曲げたような字を書いていましたが、最近きれいな字を書き出したので、「ノートが喜んでいるね」と声をかけました。彼には1年程前身内に不幸がありました。私の所には勉強の名目で来るのですが、1年半程とりとめのない話しをしてきました。いつ頃勉強をし始めるのかなと思っていたら、この1月から自分で勉強をし始めたんです。今までの問題集まで家で終わらせてきました。第3の居場所になっているのかなと嬉しく思っています。
B : 高垣忠一郎先生は、「存在を認めることは、話しを聴くことだ」と言われていますね。