登校拒否・不登校に学ぶ フレンズネットワーク くまもと  【不登校 命を守る 子の反応】  一人で悩まないで!  

不登校から学んで、子どもたちを取り巻く環境を改善しようと1997年に設立した団体です。その活動や想い等をつづります。

頭では分かっているけど ふれんず127号より

2020-01-28 18:19:07 | 会報「ふれんず」から

10年前の会報から

 

フレンズ親の会 報告

第125回 フレンズ親の会 2010年1月9日 13:30-16:30  熊本市総合保健福祉センター
参加者20名 (初参加者1名)

 厳しい寒さが続いていましたが、その寒さもちょっと和らいだ土曜の午後、今年初めての親の会がありました。
 2010年が明けましたね。今年は、どんな年になるのでしょうか?会員の皆様にとって良い年になりますように……。今年も、どうぞよろしくお願いします。


1 頭では、わかっているけれど

:中学1年生の男の子です。大好きな身内を亡くしたことで元気がなくなり、登校できなくなりました。始業式は、先生が迎えに来られて「連れていかれた」感じだったのですが、本人は行ってよかったようです。でも教室に入ると友達が息子の周りに集まってきて、まるで映画のワンシーンのようだったそうです。 
 先生は熱心に関わって下さり、とても有難くもあるのですが、本人にとっては負担だったようです。あまりにも先生の熱意が熱くて、ヤケドしそうな感じです。
 部活に入ったのですが、選手を選ぶことで競争になっていくのですね。別の部に入り直したのですが、そこも競争で・・・。エネルギーがなくなり、行けなくなりました。
 そのうち昼夜逆転になりました。今は「小説を書く」と言って熱中しています。昼夜逆転が、大人になってからの社会生活に影響するのではないか、生活リズムが崩れると学校に戻るのが難しくなるのではないか、心のエネルギーが溜まっても体のエネルギーがついていかなくなるのではないかと気になります。

祖父:高校3年ですが、昼夜逆転の時は何を言ってもダメでした。「前より悪くならなければいい」と思うようになりました。1年余り昼夜逆転が続きました。高校も出席日数が足りなくなって、現在のサポート校に転校しました。その転校で昼夜逆転が治りました。本当に変わるもんです。何かきっかけがあると、大丈夫なのではないでしょうか。

:やはり、学校へは行って欲しいです。カウンセリングも「話すことがない」と言って、行かない状況です。今は誰とも会いたくないようです。まだ中1ですが、将来生きるために「高校に行っておかないと」と思うし、大検という方法もありますが、待つのは難しいですよね。知識としては焦らないで待った方がいいと知っているけど、完全にその心境になれません。子どもに「お母さんは矛盾している」と指摘されてしまいました。

:Aさんの話を聴いていると、数ヶ月前の私のようです。心配でいろんなことを一生懸命やって、子どもは昼夜逆転になって、病院に連れて行ったり・・・。この親の会に来て他の人の話を聴いて、自分が成長したとは思いませんが、不思議なことに子どもの様子が変わったのです。                 
 親が子どもを必死で学校に行かせようとしている時、子どもが部屋から出て来なかったりしたのは、自分を守ろうとしていたように思います。
 先日、「土佐日記」の作者「紀貫之」が男か女かを、親子で調べました。受験勉強とは直接つながらないけど、「知ることが楽しい」ことや「楽しいから勉強する」ということが分かったような気がします。学力が落ちると親は心配するけれど、一つ知った子どもは、必要だと思ったら自分から学ぶのではないでしょうか。一生懸命学校に行かせることより、「待ってやる」ことです。私もそう思ってはいても難しいですが。一日でも、一学期でも早く行ってほしい、来年は行ってほしいと思うけど、「待つ」方が回復は早まるのではないでしょうか。
 勉強のことも、今は興味がなくても、「生きていく上で勉強は必要。必要だから勉強をする」ということを知っている人間と知らない人間とでは、将来が違うと思います。
   
: エネルギーが出た時が行く時と思って待ってみます。

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子ども・若者によりそいましょうin合志

2020-01-23 10:30:32 | お知らせ

フレンズネットワークも参加します!^@^

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孤立するのが一番危険  会報 ふれんず238号 より

2020-01-13 10:53:29 | 会報「ふれんず」から

会報から

親の会 報告

 
第230回 フレンズ親の会   2019年12月14日 (土)
  参加者23名  (初参4名)   ウェルパルくまもと 会議セミナー室

 「師走でみんな忙しいのか、参加者少ないなぁ」と思って始めていると、ジワジワと増えていつもより多くなりました。皆さんいろんな思いで参加されるようです。
 最近は小グループで語り合う前半と全体での後半、そして終わってからの立ち話や茶話会、一連の流れに参加者も慣れてこられたのか、茶話会に残る人も多くなったように感じます。
 立派な親になる必要はなくて、揺れながらも自分と向き合い、飾らないありのままの気持ちを語られるその行為一つ一つが、その方にとって又その方のお子さんにとって、とても大事なことだと、しみじみと感じながら記録をとりました。
※この記録には、個人を特定できないように事実関係を脚色している箇所があります。 (記録・松田&石井)


 1 孤立するのが一番危険

: 年に2回ほど参加しています。(ここからの)通信を開けて読む余裕がない状態でした。今日は息子の運転で来ました。
  息子は高1の夏から不登校になって、通信制高校を1年遅れで卒業し、車の免許をとりました。イケメンで見た目も申し分ないと思うのに、22才の誕生日を迎えても自分の中から立ち上がれないようです。温かく見守っているつもりなんですけど、きついことを言ってしまいます。
 掃除を頼むと「こんなにきれいに!」と思うくらいしてくれるし、姪達の面倒もよく見てくれます。車で私の送り迎えもしてくれる。調子のいい時と悪い時がある。
 接客業はできない、事務がしたいと言うけど、資格をとらないと無理。このまま同じ事を繰り返していくんじゃないかという恐怖心が出てきますね。

B : 息子さんは家族のために色々やっていらっしゃいますよね。

: ですよ。私たちの言うことは聞かないから「任せたよ」と言うんです。
 パソコンを扱うのが好きだから、頼りになるところもある。運転も文句言わずにしてくれる。ある先生に言わせれば「卒業もしたし、免許もとってる」と言われるけど、この間も、父親が息子を殺した事件のニュースを見ていると、辛いだろうなと思います。
 自分が食べるものは冷蔵庫から出して適当に食べていることもありますが、いつまで引きこもっているんだろうなと思ってしまいます。
  下の子は「お兄ちゃんみたいになりたくない」と言ってます。そして自分が親を支えようと思っているみたいです。どこが悪いのか、何年待ったらいいのか。生きづらいだろうな、可哀想だなと思う気持ちと、重荷に思う気持ちとあります。

B : 息子さんと話はされていますか?

: 私を避けてます。「片付けて」と言うと返事はせず、でもちゃんとしてる。「ついつい甘くしてない?」と下の子は言うけど、「もう22才になって、これからどうしていくか考えて」と、私も辛いことも言います。するとぷいっと2階に上がります。何が本当に彼を変えるんだろう。

B : うちは30代なので、20代ならまだまだと思うけど。うちにいてくれるだけでも助かるときあります。

: でも仕事はできていない。何を間違って家の中にいるんだろう。

B : 話を聴いていると、間違っているとは思わないですよ。

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2020年1月

2020-01-07 10:13:59 | これからの日程

 運営委員会便り 

新しい年になりました

今年もよろしくお願いいたします

 皆さま、お健やかに新年をお迎えでしょうか? 昨年は子ども・若者よりそいシンポジウムで、若者たちが学校や教育、社会に対する思いを語ってくれました。彼、彼女たちの考えには本当に共感するものがあり、これからが楽しみになりました。

 ことに今の教育環境を心配している方々が「不登校を減らさないと」と言われたりしていますが、そのような視点ではなく「学校を本気で改革していく」行動を起こす時代が来ていると思えました。私たちは様々な思いを交流し、世代を超えて繋がりあってこの時代を生きていきたいと思います。

 

※  新年会は、2月の親の会の後に延期しました。

 

Ì 日 程 Ì

 

☀ フレンズ 親の会

1月11日(土)

午後 (受付1時10分~)

1:30 ~ 4:30

くまもと県民交流館パレア 会議室8 (10F)

★ フレンズ 夜の親の会

※ 遅れて来られても

大丈夫です

1月23日(木)

午後 (受付6時15分~)

6:30 ~8:30

ウェルパル くまもと 1F

あいぽーと奥 

会議セミナー室

運営委員会

1月25日(土) 午後1:30〜

パレアルーム 鶴屋東館9F

発送作業

   1月31日(金)  午後1:30〜  

パレアルーム 鶴屋東館9F

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