お便りコーナー
B ある会員の方が支援している中学3年生から
私は中学1年生の11月頃から学校を休むようになって、2年になってからはほとんど会議室や保健室に登校させてもらっていました。
最初は教室に居るのがなんとなく嫌で休み時間は保健室に行ったりしていました。でも、だんだん授業に出ることやクラスメイトと話すのも苦手になって、体調を崩すようになりました。
更に、学校に行くことを考えただけでも明らかに体調不良になることが多くなって、少しずつ休むようになり、保健室登校をさせてもらえることになりました。
1年生の後半から2年生の記憶はあまりありません。
3年生になって高校のことを考え始めました。先生や母に通信制の高校を薦めてもらい、秋には合格することができました。
私が教室や学校に行けなくても、母はいつも話しかけてくれました。平日に休みをとってくれて出かけたりもしました。
当時は誰とも話したくなくて、毎日話しかけてくれるのが苦痛のときもありました。でもそれがなければ、人と話したり外に出るのがもっと難しくなっていたと思います。なので、いつも私の傍にいてくれた家族や、登校した日に話しかけてくれたクラスメイトにはとても感謝しています。
高校ではまた環境が変わって、人と関わることも多くなります。中学でできなかったことをしっかり学んで、将来のために頑張りたいです。
□ □ □
◆他にも1通、保護者の方からお手紙を頂きました。子どもさんが不登校だった頃のことや、元気になられて進路を自分で決めたことなどが書かれていましたが、まだ元気になっている途中なので会報には載せないで欲しいとのことでした。
どのお便りも、その人でなければ書けないことばかりで、とても学ぶことが多く有り難く読ませて頂きました。
また、会報作りの苦労まで察して頂いた方も有り、嬉しい限りです。子どもが不登校でなくなっても、悩むことは次から次へと出てきます。辛さを乗り越えるためには人の助けが必要です。一人じゃないと思えることがとても力になると思います。この会も運営委員も、会員の方々に支えられていることを、改めて噛みしめております。