活動報告
A 困難を有する子ども・若者によりそいましょうin阿蘇 に参加
9年8日(日)13:00~15:30 阿蘇市就業改善センター 大会議室
会場参加約50人 フレンズから3名
第1部 講演
- 貧困、いじめ、不登校など子ども・若者の現状を知り、何ができるかを考えていきましょう
子どもの「声」を聴いて、読みかえる
白石陽一氏(元・熊本大学教育学部)
8頁に渡る講演のレジュメを元に語られました。会場に支援する立場の人が多かったようで、
殆ど支援者向けの話でしたが、印象に残った言葉を紹介します。
・子どもの言葉には翻訳が必要。例「死ね」という言葉は「かまって欲しい」「淋しい」などの意味がある。
・教師から見て「困った」子は、当事者からすれば「困っている」子。殆ど「二次障害」をかかえている。
・「君のことをもっと知りたいと思い続けること」が、対話をすすめる鍵になる。
・語るとは、何かを伝えるだけでなく、「自分を知る」営み。
・不登校の子どもは「自分を責めている」、楽しむことへの罪悪感がある
・学校からは逃げられても、「自分自身からは逃げられない」
・「いじめではない、いじりだ」と、加害者が言う時は自己弁護。被害者が言う時、恥や弱さを隠す。
・「救ってあげたい」という救済願望や「感謝されて当然」という支援者の優越感が対等の関係を阻害
・反省文は、内面と向き合うチャンスを奪うから、「きれいな反省文」を書いているうちは「自分が傷ついている」ことの自覚がない。よって自分の痛みに鈍感、心が麻痺しているから他人の痛みにも鈍感、被害者の痛みが理解できない。
※来年1月25日には宇土市で、また白石氏が講演されます。
今回逃した方、質問したい方、是非ご参加下さい。