現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

談論風発

2015-04-13 | 日本語百科
コラムにあるタイトルである。そこにあるのは、風発か。風が吹くようなこと、それを発する、つまりは、盛んな勢いであることという語義がある。言葉が勢いよく口をついて出ること、というふうな、辞書義である。となると、その談論が何か。山際氏は三酔人経綸問答を引用して式辞を述べていることを、コラムに書いた。それを談論とした。さらに、今西錦司氏の、人間性の進化という著作をとりあげて、コラムの話題にする。まさに談論風発である。さすが、京都のふうである。山際学長は入学式の式辞を、また、こう述べている。4月の入学の季節に合わせた、わたしたちの感情と、>それまで冬の寒さに縮こまり、凍った心や身体を解き放ち、すべての生物がいっせいに活動を始める。その勢いに誰もが同調して、世の中が騒がしく、活気づくようになり、自らも思わず背筋を伸ばして歩を早める。それが勉学や仕事の開始に合っていると、多くの人々が考えているのだろうと思います。  しかし、4月を別の感情でとらえた詩人がいます。英詩の最大の傑作といわれる「荒地」Waste landという詩の冒頭で、詩人トーマス・エリオットはこう歌い上げます。  という話に及ぶ。 . . . 本文を読む