南京5日め、常州に出かけた。朝7時20分発の高速に乗り、1時間少し、駅にはかつての学生が出迎えてくれた。なつかしさがいっぱいで、一日中、わたしのほうで、ぎこちなかった。9時半の講座に間に合うようにやってきて、熱烈歓迎を受けた。日本語科の先生は旧知の仲のように、南京師範大学のなつかしさにあふれた。2005年のことだったか。出向かえの学生、と言っても、いまは博士号を取得して作秋に帰国したばかりの、そこに訪問したのは、その学生の大学時代、恩師であり、そしてそれぞれの博士号を取得した子弟の縁があり、そのおふたりに、わたしもかかわっているから、我的老師、老師的老師との紹介がくり返されることとなった。なに、わたしが、じいちゃんなわけである。わたしにいろいろと話をしてくださった先生は、岩手大学に留学したことがあるとか、みなさんのきずなは、留学の縁で深い。講座を終えて、このたびのスケジュールはひととおり、これで成功となったようだ。昼食のワインも外国語学院の院長がご機嫌であった。午後は、中国春秋淹城旅游区の遺跡を訪ねた。 . . . 本文を読む