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言語と言

2016-12-16 | 国語と日本語
言語活動を言葉ととらえると、日本語を言語学の概念で、ソシュールの用語をあてはめることができる。すでに翻訳をもって、パロールを言、ラングを言語とする。ソシュールはラングをランガージュとして位置付けて、その体系また構造を議論したのであるから、その言語活動をどうとらえたかは、日本語に即して考え直すことになる。ランガージュは言語活動であるとして、言語、言であるなら、言葉を話すこと、使うことは、言うことと語ることであって、その実際には、臨時、一回性においてのことの一つ、一つである。日本語はそれを記録する手段を持たなかったので、漢字を入れて、表記しようとする。日本語の意識における表記は、その行動については、その時において、いわば書記言語を手にれて文字である言葉と日本語を当てる作業であった。表記行動としての段階より前の、書記行動のための文字学習にあった。そこで、ことは言、事であることとしてとらえることになる。口に出していった言葉と目の前の事実か、それを記憶して経験とする事である。したがって、その事には言葉をとらえようとする、言に対する言語を経験と知識に加えていくことになる。言葉が言語活動であることは、話すこと書くことを通して、考えることをすることになるので、その言葉を抽象化する作用をもって言語とするのである。そしてまず言葉に迎えられたのは読むことである漢字であり、それをいかに発音するかという聞くことであったのである。その時代における日本語を方処において聞き分けることは困難があったであろうから、文字を通しての読みによる言葉は共通の理解を得る手段となって、その聞き分けによる音韻が日本語の発音となって伝播して、それに伴っての日本語読みが確立していくことになる。 . . . 本文を読む