ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の石(5)

2022-01-09 19:32:09 | 水戸

碁石(埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1(大串貝塚ふれあい公園内))
 東前原遺跡から出土した奈良時代(8世紀)の碁石だそうです。碁石とよく分かったなと思います。5世紀には朝鮮を通して碁は日本に伝えられていたそうです。

 

土台石(水戸城角櫓(すみやぐら) 三の丸2-5-18)
 土台石の形に合わせて土台の材を削るのをひかり付けというそうです。復元された角櫓の前の建物で使われていたというひかり付けがされていた土台石が並べられていました。綿引家住宅蔵(元吉田町2192)、茂木家住宅(緑町2-1-15 (茨城県歴史館))など、気をつけて見ているとあちこちで見ることができるようです。

 

願掛石(吉田神社 宮内町3193-2)
 石を持ち帰って願を掛けて、それが成就したら、玉垣の内側へ戻すという願掛石だそうです。境内にある三角山にありました。

 

結界石(何陋庵 常盤町1-3-3)
 好文亭にある茶室何陋庵(かろうあん)の入口に置かれた結界石です。それ以上は入らないようにという表示のために置かれる石のようですが、写真のようにシュロの縄で縛っていることが多いようです。

 

慷慨淋漓碑台石(神応寺 元山町1-2-64)
 奸党といわれて、明治維新後排斥された諸生派をいたんで、明治17年に建てられた石碑の台石だそうです。昭和20年の戦災で焼けて、台石だけが残ったそうです。碑の題字として書かれた「慷慨淋漓(こうがいりんり)」という字は、松平容保(かたもり)の書だったそうです。残った台石が市の指定文化財になっているそうで、かつての対立の激しさと、それを解消していこうとしてきた歴史をあらわしているようです

水戸の石(4)

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