ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の垣根(5)

2023-05-26 19:42:33 | 水戸

 今回は、竹の垣根のいくつかです。

 

東原
 細い丸竹を交互に織るように仕立てている、大津垣といわれるものの一種のようです。空気の流通も、目隠しも、同時に満たしているように見えます。

 

偕楽園(常盤町1-3-3)
 畳ばかりでなく、竹垣も新しいものが、好まれるようです。できたばかりの竹垣は、色も香りも確かにいいものです。写真は平成30年2月のものです。

 

好文亭(常盤町1-3-3)
 好文亭には、徳川斉昭のアイディアがたくさんあるようですが、これもその一つとしていっていいような気がします。台所から、様子がのぞけるのぞき穴がある竹垣のようです。もっともそこから見えるところは、3Fの楽寿楼にのぼる階段のあたりですが。たぶん、斉昭に招かれたおもだった士人などは、楽寿楼で接待されたのでしょう。

 

好文亭(常盤町1-3-3)
 茶室・何陋庵(かろうあん)は、水戸城から舟で来て、偕楽園南崖(なんがい)下から上るという経路があったようです。写真は、上りきったところにある、門手前にある竹垣です。左から、建仁寺垣、四つ目垣、矢来垣(戸の部分)らしい、3種類の竹の組み方が見られます。

 

水戸市植物公園(小吹町504)
 たぶん園内にある竹で作ったのでしょう、簡易な割った竹を立て並べた低い竹垣がありました。はじめのうちだけなのでしょうが、並んだ竹の色違いが面白く感じられました。 

水戸の垣根(4)

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水戸の手(2)

2023-05-25 20:40:38 | 水戸

とまっ手の旗(酒門町)
 道路を横断しようとする歩行者がいる横断歩道で、自動車が止まるようにとの旗がありました。「とまっ手mito」がキャッチフレーズのようですが、みとちゃんも、「歩行者も手で合図しましょう!」とお手伝いしているようでした。旗はあちこちに立てられているようですが、もっと自動車が止まってくれるようになってほしいものです。

 


朱舜水像(NTT東日本 茨城支店 北見町8-8)
 朱舜水は、ひげ、長い爪、明(みん)の服といった、中国明朝の儒者としての姿を死ぬまで通したそうです。中川義孝作のこの像でも、長い手の爪が見られました。徳川ミュージアムにあるで木像の爪はもっと長かったようです。

 

ダイダラボウ(大串貝塚ふれあい公園 塩崎町1064-1)
 ダイダラボウの坐った建物の1F に手がありました。建物に坐った大きなダイダラボウ像の手だけを小さくしたようにも見えました。遠くからも見える大きな像では、手のひらに乗れるようです。

 

仁王像(薬王院 元吉田町682)
 山門にある仁王像の手です。木目のきれいな手ですが、手相的にはどうなのでしょう。

 

サボテン金手毬(きんてまり 水戸市植物公園 小吹町504)
 金色の細かいとげにおおわれたサボテンですが、上から見ると、確かに手毬のように見えます。ただ、私には、手毬というより指のようにも見えました。

水戸の手(1)

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水戸の工事(22)

2023-05-24 20:22:36 | 水戸

牛伏町の新道(写真は牛伏町(うしぶしちょう)36°23'27.6"N 140°21'53.1"Eあたりです)
 牛伏町を通る県道52号線が狭いので、道幅のある新道をその南方に整備しているようです。グーグルマップの航空写真を見ても、進行具合が分かるようです。写真右が旧道で、左が新道です。写真背後方向にくれふしの里古墳公園があります。この写真だけ4月に撮りましたが、ほかの工事は、今月撮りました。

 

水戸赤十字病院(三の丸3-12-48)
 病院の北の方にあった、旧・看護専門学校などの解体工事が進んでいるようでした。近くにはプレハブ棟の新築工事も始まっているようでした。

 

茨城トヨペットアートタワー水戸店(泉町2-4-3 )
 すでに業務を5月に千波町の県庁近くへ移転していて、旧地では新築工事が始まったようです。来年の夏に完成するようです。

 

桂不動産・文京二丁目歩道橋(文京36°23'55.0"N 140°26'44.6"Eあたり)
 歩道橋の命名権を桂不動産が得たそうです。この改修工事も、そのお金を一部充当しているのでしょう。

 

水戸駅北口・三の丸の再開発(三の丸1)
 はじめホテルも構想されていたようですが、現況から取りやめとなり、マンションや商業、業務施設、駐車場などのビルができるようです。これだけ中心部にマンションができてくると、過剰感がでてきそうです。ただ、投資マンションが多いのでしょうから、そう簡単に止まることはないような気もします。そうなると、大きな問題が起こってくるのでは。現場の裏手から見下ろすかたちで撮った写真です。ビルの解体がだいぶ進んでいるようです。

水戸の工事(21)

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水戸の閉店(1)

2023-05-23 19:58:51 | 水戸

 長く続いたコロナなど、いろいろな原因があるのでしょうが、閉店の表示をあちこちで見ます。老舗が多く、時代の流れとはいえ、寂しさを感じずにはおれません。

 

西洋堂(大町3-1-5)
 明治39年開店の菓子店として開店した、西洋料理の西洋堂は、令和3年10月20日に閉店したそうです。今、跡地にはマンションが建っています。

 

水戸屋(泉町2-2-46)
 昭和25年の開店で、「水戸だんご」などを売り、食堂も兼ねた老舗でしたが、令和3年11月13日に閉店したようです。

 

武士味噌店(たけしみそてん 本町3-13-15)
 明治5年開店の味噌店だそうです。撮影は今年の1月です。

 

たらいうどん 椛や(もみじや 有賀町1021)
 有賀神社近くで営業していた、古い民家を使った、知名度の高いうどん店でした。この店などは、典型的なコロナ禍による閉店のような気がしました。

 

そば処 日の出庵(本町2-2-19)
 約100年続いてきた老舗そば店のようです。「いつまでも日の出庵の味を覚えていただけるなら幸いです」と、はり紙にありました。撮影は今年の2月です。

 

小貫書店(城南2-12-16)
 今年の3月31日に閉店したようです。40年間営業してきた書店だそうです。

 

二川靴店、ブティック シマダ(南町2-5-1)
 二川(ふたかわ)靴店は明治28年、ブティック シマダは昭和7年の開店だそうです。二川靴店は6月30日に閉店とありました。それにしても、2軒並んでの閉店とは…。

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水戸の広告(1)

2023-05-22 21:14:35 | 水戸

 ときどき古い広告を見ることがあります。懐かしいさを感じさせるばかりでなく、記録としても価値があるようです。そうしたもののいくつかをご紹介します。

 

小貫玉真堂(現在・小貫写真館 パセオヌエボ 水戸 千波町2482-1)
 大正4年発行の「水戸案内」にある広告だそうです。すでに明治29年の「水戸繁盛記」にのっているそうですが、ずいぶん古い写真館のようです。「みと史漫筆」にあった写真です。この店は、御茶園通りで規模の大きな写真館になっています。

 

笹沼清左衛門(天狗納豆総本家 三の丸3-4-30)
 新年挨拶の広告のようです。大正ロマンを感じさせる絵で、いかにも古そうです。水戸納豆の歴史を展示した納豆資料館にありました。

 

本橋自動車商会
 水戸駅前にあった本橋自動車商会の広告です。前田徳之介著の「水戸を語る」(昭和6年)にありました。昭和の初めに駅前に出てきて、市内乗合のボンネットバス営業を始めたそうです。この広告には、駅構内にタクシーがあることや、観光バス営業もしていることも書かれています。また、電話が3本もあったようです。

 

福田屋洋品店
 雷神前通りにあった店のようですが、たぶん、これが現在のアダストリアでしょう。水戸市立博物館で開催された「昭和浪漫展」にありました。

 

川又書店
 明治5年に創業したという川又書店が、昭和50年に水戸駅前へ出店したときの、「いはらき」新聞に出した広告だそうです。エクセル本館5Fの店舗で行われた、「水戸と川又書店 みんなと歩んだ150年写真展」にありました。

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