流通名であっても、花の名前は和名の方がいいなと思う私ですが、すべては変化していくのでしょう。
カレンデュラ キンセンカ(水戸市植物園 小吹町504)
私などのような年寄が子供のころから身近だった庭の花です。漢字で金盞花と書いて、花を金のさかずきと見たてたようです。カレンデュラは、属名で、毎月の第1日目というラテン語だそうです。いつも咲いているように見えるからだそうで、カレンダーの語源でもあるそうです。
ツルバギア ルリフタモジ(酒門町)
南アフリカの原産で、フタモジは二文字と書くそうです。ネギを昔「き」と一文字でいったので「ひともじ」、ニラは二文字なので「ふたもじ」といったという、平安時代のいわゆる女房詞だそうです。ツルバギアは、オランダの喜望峰総督だったツルベクの名前に由来するそうです。
ポリゴナム ヒメツルソバ(城南)
ヒマラヤ原産で、旧属名をポリゴナムというそうです。ギリシア語の「節が多い]といった意味だそうです。どこにでも、しかもずっと咲いているように見えますので、そうとう生命力が強い植物なのでしょう。
マグノリア モクレン(開運寺 千波町1192)
モクレン属を、フランスの植物学者のマニュールに由来するマグノリアというようです。
リナリア ヒメキンギョソウ(水戸市植物園 小吹町504)
ヒメキンギョソウは、キンギョソウとはオオバコ科で科はいっしょだそうです。花は似ていますが、属は、ヒメキンギョソウがウンラン属、キンギョソウがキンギョソウ属で違うそうです。とはいえ、耳にはヒメキンギョソウの方が、リナリアより素直に入るのですが…。リナリアの葉は、亜麻の葉に似ているので、ギリシア語のlinon(亜麻)がリナリアの語源になったそうです。