初秋の9月13日(土)~14日(日)の1泊2日で南紀に行ってきました。
秋晴れのもと、のどかな田園風景、深緑の森に奇岩が飛び出す山、古座川の澄み切った清流、
コバルトブルーの海岸沿いをゆっくりと愛車カブで心地良い風を感じながら巡ってきました。
2014/ 9/13(土) 1日目
大阪の別宅を午前0時に出発し、国道24号線から169号線へと南下し、
先ず、寄ったのが瀞峡(どろきょう)です。
ここは、和歌山県・三重県・奈良県を流れる熊野川水系北山川上流に ある峡谷で、崖絶壁や
奇岩・滝など、紀伊半島随一の渓谷美を楽しめる所で、船でゆっくりと巡るのが良いのですが
予算と時間に余裕も無いので、ここは川岸から眺めるだけとなりました。
瀞峡(どろきょう)
次に寄ったのが熊野市の丸山千枚田です。
高低差がおよそ100メートルある山の斜面に1300枚もの水田が幾重にも重なる黄金色
の景色は見事です。
ほぼ中央に大岩があり、どっしりと居座った感じは何とも言えない風格があります。
美しい棚田、黄金色の稲穂、田圃の畦に彼岸花、まさに日本の原風景です。
明日、オーナー制の田圃の稲刈りが行われるため、民家の人達が準備をされていました。
丸山千枚田
大岩
次に寄ったのが熊野三山の一つ熊野那智大社です。
大門坂を上り、大門坂入口からの、杉木立に囲まれた苔むした石段は熊野古道の雰囲気があり
那智山青岸渡寺の境内からは、三重の塔の向こうに那智の滝が望めます。
まさに、古(いにしえ)の熊野といった感じがします。
熊野那智飛鳥神社
大門坂
三重の塔の向こうに那智の滝が望めます。
那智山青岸渡寺 本殿と見間違うほど風格があります。
二の鳥居 朱色と青空のコントラストが絶妙です。
熊野那智大社
八咫烏(やたからす)
那智の樟(くす) 樹齢約800年 樹高27m、幹回り8.5m中は空洞
熊野那智飛鳥神社から那智の滝に続く山道
那智の滝 落差日本一の名瀑で、熊野の山塊より流れ落ちる姿は圧巻
次に寄ったのが古座川町の古座川沿岸にある一枚岩と天柱岩(てんちゅうがん)です。
一枚岩は、古座川の左岸に延長800メートル、高さ150メートルに渡ってそびえ立つ大岸壁で
日本国指定の天然記念物の巨岩。
一枚岩に行く途中にて
一枚岩 私のカメラでは残念ながら全容が写せません。
古座川の水鏡に映る一枚岩 「なんて綺麗」の一言です。
天柱岩(てんちゅうがん)
本日の最後に寄ったのが、橋杭岩です。
橋串本から大島に向かい、約850mの列を成して大小40余りの岩柱がそそり立っています。
その規則的な並び方が橋の杭に似ていることからこの名が付いたとのことです。
昼間の橋杭岩
日暮れの橋杭岩
本日の走行距離 318km
2014/ 9/14(日) 2日目
澄み切った秋空のもと、安宿の気さくな奥さん見送られ、午前6時30分に出発。
深緑色した木々の山々、岩肌から覗く奇岩を見ながらゆっくりと楽しみながら走ります。
県道43号線にて
先ず、行ったところが滝の拝です。
古座川支流にある落差8mの渓流瀑で、 無数の穴が穿たれた岩床に驚かされます。
河床のくぼみに入り込んだ石が水流に揉まれて回転して周囲を削って丸い穴を形成するとのこと。
滝の拝
次に向かったのが虫喰岩です。
虫が食ったような岩・・・そのものです。
虫喰い岩
次に向かうのが花の屈神社、獅子岩、鬼ヶ城、最後の締めが楯ヶ崎です。
海岸沿いの七里御浜は、熊野市から紀宝町に至る22km続く日本で一番長い砂礫海岸で、
潮風に吹かれながら走るのは、とっても気持ちが良い。
七里御浜
七里御浜を背景にキティーちゃんの電車
花の屈神社
獅子岩
鬼ケ城
新鹿湾の眺め
二木島湾の眺め
楯ケ崎
楯ケ先の駐車場から楯ケ崎まで片道1.9km。
上がり下りのの坂道を汗かきながら歩くこと30分かけ、へたりながらようやく到着。
高さ70m・周囲600mのまっすぐな無数の柱が連なったように見える地形の大岸壁です。
まさに絶景です。
楯ケ先を14時15分に出発し、大阪に着いたのが20時丁度。
本日の走行距離 295km
2日間の合計走行距離 613km
終わり。