季のまま彩時記

京都、奈良、大阪の四季折々の景色や、旅で見つけた風景などを写真に・・・

円福寺の大根干し

2019-01-06 17:42:25 | 京都府

1月6日(日) 八幡市にある円福寺(えんぷくじ)では毎年12月中旬になると大根干しが行われます。



国道1号線の洞が峠の住宅街から薄暗い檜の参道を降りていくと円福寺に着きます。


正面に銀杏の木に吊るした鈴なりの大根が目に入ります。


円福寺は観光寺院ではなく修行場なので拝観が出来ませが、春と秋の年に2回の万人講の時に
のみ一般公開されます。


山門から先は入れませんがのでここからの撮影です。


約1500本もの大根が2本の大きな銀杏の木に束ねて吊されています。


この大根は修行僧らが市内外へ托鉢に回り集めたものです。


寒風で約1か月間干された後、漬け込んでタクアンとして修行僧の食事と万人講の際に
参拝客にふるまわれます。


修行場とあって通りは綺麗に掃き掃除がされています。


なんとも滑稽な冬の風物詩らしい円福寺の景色でした。

コメント
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