難事件では、心ある裁判官は英知を絞って名裁きをしようと試みることがある。
この種の判決は、双方の納得を得て確定すれば、文字通り名判決である。
しかし、控訴されると、あっけなく破れるケースが多い。
私が東京高裁にいた当時は、一審の素晴らしい判決を何とか守ろうと、粘り強く和解に持ち込んだケースもあった。
この種の判決は、双方の納得を得て確定すれば、文字通り名判決である。
しかし、控訴されると、あっけなく破れるケースが多い。
私が東京高裁にいた当時は、一審の素晴らしい判決を何とか守ろうと、粘り強く和解に持ち込んだケースもあった。