昨日の決定を今日の朝刊の社説で取り上げたのは、管見の限りでは、中日・東京新聞と京都新聞・徳島新聞・信濃毎日新聞。
〈社説〉飯塚事件の再審 司法の責任が問われる(信濃毎日新聞)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024060600089
普通ならば公開法廷の公判で証人尋問をやり直して、それこそ白黒つければいいのに、現行法の再審制度ではそうならない。
「再審開始決定≒無罪判決」というに近い、重い運用実態になっていることも、開始決定を躊躇させる方向に働くだろう。
やはり、再審法制の改正の必要性を痛感させられる。
(写真)折しも事件を題材にした映画上映中。
それにしても実に重い事案だ。
裁判官にとっては究極の「ハードケース」だろう。