プロの判決 臨界点は 週一・月三・年四十

今日は、ゴールデンウイークを返上して書き溜めた判決を８件言い渡した。
夏休み明けや月末にまとめて言い渡す場合ならばともかく、月半ばにしてこれほどの件数の判決をするのは、任官して９年目になるが初めてだと思う。
この１年で言い渡した判決を数えたら約120本だった。もちろん調書判決は除く。
ある元高裁長官の教えに、プロの技を見せる判決は、高々、週１、月３、年４０に抑えるべきだというのがあるが、現状は明らかにこれを超えている。
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「おしなりくん」なら何本書けるのだろう。

「好事魔多し」と 名人芸で 記者をあしらう キキ管理

あの記者会見が、危機管理のお手本として評判が高い。
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上野動物園の檻の中のキリンさん

五輪確定 でも丁寧に してやられたわ 佳純ちゃん

世界卓球で、石川佳純がロンドン五輪の代表の座を確定させたが、中国の丁寧に敗れた。

二百五十の 事件を回す 週に五十で 日に二十

毎週金曜日は帰りが遅くなる。
当日５時までの弁論準備期日を終えた後に、翌週月曜日の法廷の記録を読み込まなければならない。もし読み終わらないと、土日に出勤しなければならなくなり、自宅で判決起案ができなくなる…。
私の単独体手持ち事件は約250件。5週で一巡させるとして、週50件。週2回（月・木）の法廷で1日20件、週1回（金）のラウンドテーブル開廷日に10件という勘定だ。
火曜日は合議開廷日。
水曜日はなるべく起案日にするが、それだけでは時間が足りないので、週末も一部は自宅起案をすることになる。
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ウルトラマンなら３分間で何とかするのだろうか。

写楽とゴッホが ラリーを競う 「世界卓球」 wasurenai

テレビ東京で連日放映中の「世界卓球」オランダ・ロッテルダム大会。
写楽の浮世絵とゴッホの自画像がラリーをするオープニングが洒落ている。
日本選手たちは「wasurenai 3,11」のワッペンを付けて健闘中。
しかし、今週後半は猛烈に忙しく、ゆっくりテレビを見る暇がなさそうで残念だ。
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２年前の横浜大会は観戦に行った。
３年後は東京大会に決まったそうだ。

八面雲なき 高嶺の花も 「八方美人」と なる「玲瓏」

将棋の羽生名人は、色紙や扇子によく「玲瓏」と書く。
本来は「八面玲瓏」という四文字熟語で、富士山の頂上から眺める雲一つない晴れわたった景色、またそのような心境という意味だそうだ。
ところが、中国では「八方美人」の意味になるという。
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今期名人戦記念扇子の羽生名人の漢字一字は「翔」。
しかし、３連敗であとが無くなった。

「震災離婚」に ならないように 仲良くしんさい 夫婦なら

今日の毎日新聞朝刊（東京版）の香山リカ「ココロの万華鏡」から。
大震災をきっかけに仲たがいする夫婦が目立つのだそうだ。

お嬢さんから はやオバサンに なっても「アイス クリームの日」

今日は横浜発祥の「アイスクリームの日」で、馬車道にて街頭募金に応じたらアイスクリームがもらえた。

使わないから 作らなくなり 落として気づかぬ 名刺入れ

横浜スタジアムにて

40歳から どう惑わずに？ 教えて頂戴 羽生名人

恒例の将棋名人戦記念扇子を買いに行った将棋会館で、羽生名人の近著が目について一緒に買って来た。
「不調の時期」をどう乗り越えるか
という章もある。
しかし、その羽生名人も絶好調とは言い難いようだ。
40歳の同い年のライバル森内九段に２連敗し、第３局も苦戦中。この苦境をどう乗り越えるか見せてもらおうと思う。

今日も休めぬ 判事の仕事 「毎日新聞」も 休むのに

今日はなぜか「新聞休刊日」だったが、平日なので、私たちはもちろん有休を取らない限り休めない。
連休中にやった宿題を抱えて提出し、月曜日の予習をした。
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「みどりの日」の毎日新聞は、題字が青から緑に変わる。

離婚訴訟を 合議で裁く 「家族法廷」 あるかいな

裁判官が主人公のホームドラマとして注目を集めているＢＳ朝日「家族法廷」。
昨夜の第２回では、離婚訴訟について法廷で和解勧告する場面が繰り返し出て来た。
それ自体はあり得ることなのだが、問題は裁判官が３人の合議法廷だったこと。
今の家庭裁判所に離婚訴訟を合議で裁く余裕は無い。私も前任の川越支部で３年間にわたり数百件の離婚訴訟を担当したが、そんな場面は一度も無かった。
それにしても、主人公のセリフ「やっと休みだ。溜まった仕事を片付けなければ。」は、身につまされた。今日はゴールデンウイーク７件目の判決起案に挑む。

減灯ナイター 強行策を しくじりドーム すいません

昨日は、今シーズン初めて、東京ドームと西武ドームで、減灯した上で試合が行われた。概ね問題なかったようだ。
それにしても、あの時、選手会の意見を聞き入れないまま早期開催を強行していたら、世論の猛反発を浴びたに違いない。

「受ける権利」の 保障のために 憲法記念日 起案する

今日からの３連休は、休みとは名ばかりで、自宅起案に励むことになりそうだ。
こういう生活がいつまで続くか、疑問も芽生えている。
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日弁連の憲法全文クリアファイル（部分）。
元々視力は良くないが、最近ますます小さい字が読み辛くなってきたのは、老化か職業病か。

坐られることを 拒否する椅子に 坐ることさえ 拒む尻

せっかく休みを取ったのに昼間から起案では能が無いので、会期終了間近の「岡本太郎展」（東京国立近代美術館）を覗いて来た。
「坐ることを拒否する椅子」（写真）の陳列もあった。
不思議なパワーを貰った。
私の方は、左臀部の痛みのために「坐ることを拒否する尻」だ、などと嘆いていても仕方がないので、片尻だけで坐れそうな椅子を新調して、試すことにした。