WAKIの家は親の代からずっと朝日新聞を購読している。最近の朝日新聞はとかく評判が悪い、確かに過去の記事を訂正したりでこのところ叩かればなしだ。でも読み手がしっかりと信念を持って自分なりの論調を持っていれば別にどってことはない。さてその朝日新聞がきのうから前の夏目漱石の「こころ」に引き続いて「三四郎」の連載を始めた。三四郎と言えばWAKIにはいい思い出がある、高校は自分の意志で工業高校を選んだ。国語のN先生は岩波文庫の三四郎を買って来いと言ってこれが教科書になった。おかげで坊ちゃん、吾輩は猫である、をきっかけに小説を読む楽しさを覚え、文字に親しむことができ、中学と高校の違いを自覚した。