W A K I の気ままなトンボの目

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枯山水「秀石庭」 「名庭の看板錆びて石残る」

2012年04月11日 | TOWN

 

 大阪城西の丸庭園での花見のあと城内の豊国神社の境内にある「秀石庭」を観てきた。庭は香里団地の「以楽園」と同じ重森三玲の作で最奥の三尊石組みはこの神社に祀られている秀吉を中心に両脇に弟・秀長、子・秀頼が寄り添う姿と言われる。以下錆び付いた説明看板の内容である。

「大阪城は元石山本願寺のあった場所で石山をテーマとして巨石を組みかつ日本庭園の伝統の中に石山と蓬莱山とを同時に構成されている。又神社庭園の発祥が磐座・磐境にあり石を神格化することに神社庭園の意味があるので七、五、三、に石を配した石庭になっている。豊国神社のご祭神豊臣秀吉公愛用の馬印瓢箪を地割模様とし観賞用石舞台の地紋にも瓢箪が画かれている。本庭の石は阿波(徳島県)産の泥片岩であって設計者重森三玲氏が会心の作を設計されるときの為に特に保存せられてあった巨石である。昭和四十七年十二月三日京都林泉協会四〇周年記念行事として奉納されたものである。」


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3 コメント

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圧巻!!! (KUSA)
2012-04-11 06:52:13
 巨石しかも名だたる名石を配置した「秀石庭」、秀吉を神格化して弔うには最高な配慮。

 大阪城を訪れる度に思うのは、大阪城を支えるあの巨大な石垣、何時も思うのはあれだけの巨石と量を建築機械や運搬手段が貧弱であった時代にどの様にして運び、どの様な工法で構築したのか、いくら考えても分からない。先人の知恵と工夫の凄さに恐れ入るばかりである。

    
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石庭にもいろいろ (Mont)
2012-04-11 09:49:07
京都の竜安寺の石庭が頭にあるせいか、この秀石庭の岩の多さに違和感を覚えました。それに竜安寺の庭石の岩はこれよりも小さいのではないですか。作庭者は不明のようですね。
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後世に残る偉業 (Waki)
2012-04-12 21:54:36
KUSAさん。
Montさん。
大阪城の巨石を見ると誰しもどうして運んであんなに正確に積み上げたのか感心します。従って石の大阪城にふさわしい庭ですね。
三玲は生涯100以上の庭を手がけていますがそれはモダン枯山水と呼ばれています。後世まで永遠に残る偉業ですね。
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