Sydney Yajima


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オーストラリアの市況

2009-07-01 23:13:06 | オーストラリア株式
今日は弱含みの展開であった。平均株価は 1.91%落ち込み、3872.3で終了した。
商品価格は、世界的に落ち込んでおり、世界最大のマイニング会社のBHPは2.36%落として 33.90ドル第二位のRIOは2.81%落として 51.60ドルで取引を終えた。

主要銀行は、NABが最悪の下落で、3.34%落とし、21.69ドル。WBCは2.81%落とし 19.68ドル。全体的に1.5%程度銀行株は落としている。

SUNCORPは、1.79%落として6.58ドル新しいCEOのパトリック スノーボール氏を迎え入れたにもかかわらずだ。

多くのデータが今日は出ている。まず、販売にかんしては予想より倍の上昇を満たしている。1%5月以降上げており4月までの0.3%に対して、言い数字になっている。CBAのセヴァンス セバスチャン氏は、「政府のてこ入れ政策が成功している」と言う。「実際に、2007年12月からくらべても、今の状況は7.1%も好転しており、健康な指数だ。」

一方建設が落ち込んでいることが気がかりだ。先のセバスチャン氏は、「過去二ヶ月、多くの建築許可がでたことで、ゆり戻しが着ている一時的なことではないか。建築申請は12.5%も落ち込んでおり、驚くべき数字ではあるが、初めて家を買う人のために政府が出している援助期間が延期されたし、多くの人々は家を買う気があることははっきりしているので、また、時期が延期の最終月に近づいてきたら状況は変わるだろう。マンションなどの状況は非常に流動的だ」

オーストラリアドルはUSに対し 0.8075 で取引を終えた。

市場全体でみれば、3.54ビリオンダラーの取引があった。

アメリカ合衆国の今後の住宅販売の数字と自動車のセールス、それに、工業指数と建築消費 さらには、雇用率が発表される予定なので、注視していく必要があるだろう。

スティーヴン ダーフリアン マーケット アナリスト  CBA  4:30 AEST より意訳

*さてさて、ファイナンシャルタイムズの今日のアナリストの話では、アメリカの住宅指数の価格の落ち込みが、やや幅が緩やかになってきた。これが、いいニュースだという。とんでもない、落ちているんだ。騰がっているのではなく。それがやや緩やかに落ちているということが、いいニュースとして発表されるとしたら、他に一体どんな悪いニュースがあるんだろう?

日本は景気の底を脱出したとか、言っている選挙向けの政治家の話に乗っかってはいけない。よく現状を見極めてからでなければ、失敗するだろう。なぜなら、オイル価格はまた、高くなる可能性があり、それが、すぐに景気を悪くしていくであろうからだ。

9月以降、まだまだ悪い数字が出るようであれば、本格的に この不況は長引くとみて間違いないだろう。
この向こう三ヶ月 7月から9月まで の状況が、その点を見極める重要な試金石になると私は見ている。