Sydney Yajima


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金利上昇の影響 オーストラリア

2010-04-07 15:36:42 | オーストラリア株式
シドニーはすでに不動産がバブル状態だと言われて それでも政府が家を始めて買う人のための援助金を14000ドルも出していたりすることで、新しい参入者が来たために、なんとか下落を免れていたが、今年の初めにそれも7000ドルに下がり、また金利が5回連続上がったことなどを受けて、金利難民が出始めている。その数220,000人が深刻な状況であるため、おそらく不動産価格が暴落すると言われており、そのため、リザーブバンクは、不動産は決して安全な投資先ではないと、わざわざ言っている。それは、自分たちへの批判の矛先をかわすためである。
リザーブバンクは、年内に少なくともあと一回、もしかすると二回から、三回は金利を上げるとアナリストたちからは、言れている。
となると、当然疑問が湧く。
なぜ?金利が上がるのか?

穏やかなインフレであり、例えば小売がやや伸びてきているということも、考慮してのことであるにしても、不動産に参入した若い人たちが、貧困にあえぐのを見ていくことを、当然見逃してはいけないはずなのに、リザーブバンクは無視していく。しかし、それはいわば当然のことで、リザーブバンクは国民投票で選ばれた人たちが経営しているのではないので、国民の世論にたいして、何の義理もないからだ。彼らの義務は、国としての経済発展であり、それには、マクロ経済におけるオーストラリアドルの価値と、輸出、資源価格などのバランスがもっとも大事なのであって、国内の不動産価格の上下が彼らの決定の中に占める比率は、ゼロではないけれど、マクロ経済の一部である不動産という消費をあまり伴わない(新築の家を除いて)金額は、微々たる物に過ぎず、また、上昇しすぎる不動産価格は、かえって、害になると考えるはずだからだ。
もし、人々が不動産に多くの金を使って、投資先を不動産にのみ限定したと仮定したなら、企業などの発展に使える金が減ってしまう。
より、株式への投資が伸びてくれたほうが、リザーブバンクにとっては、ありがたい。
それには、銀行が高金利を続けるほうが、まだ、可能性が高くまた、オーストラリアへ世界からの資本が入ってくれることのほうがもっと、ありがたい・・・となる。

したがって、今後も金利は上昇する可能性が高く、オーストラリアの不動産は暴落する可能性も同じくらい高いといえるのではないか?


ところで、日本。
日本のデフレに対する意見が様々に分かれているが、私のクレイジーな意見をいつか述べたいと思う。