沖縄の辺野古に、結局は決まる。
鳩山首相が「TRUST ME」と書簡をワシントンに送った時点で、彼は、辺野古ありきで進めるつもりだった。いや、もっと正確に言えば、そうではなく、もともと、辺野古のつもりだったので、県外などと言う言葉は、社民党のあぶり出しに後ほど使うために用意していた罠だった。
5月の末というのは、前もって、北朝鮮が行動を起こす? ことを知っていたためで、そのときに、「辺野古しかないだろう」と言えば、閣僚も国民も危機意識から、納得することを知っていた。ただ、社民党だけは、浮かれてグアムに基地移転先を見に行くと、飛行機に乗ってグアムに行ったりしていた。
なぜ社民党をあぶりだす必要があったのだろうか?
社民党は、もともと、内部分裂が激しい政党で、まとまりはないカルチャーを持っている。共産党のような毒もない。鳩山首相にすれば、扱いやすい女ぐらいな感覚だったかもしれない。
しかし、沖縄の感情は、その間、すべて無視されてきた。
沖縄の人の気持ちは、どうだったのだろう?
米軍に出て行ってもらいたいと、思っていたか、そんなに単純なものではなかったか・・・
米軍があれば迷惑で、日米地位協定の矛盾を感じているけれど、地場産業の弱い沖縄で、米軍とは長い付き合いをしているのだから、本当に無くなってしまっても、沖縄の経済は大丈夫なのか?という議論は、以前からあった。
一方、「もういい加減うんざり」という声もあった。
どちらも 沖縄の本音だろう。
そして、どちらも間違ってはいない。生活基盤は大事だし、うんざりだから出て行けと言うことも沖縄の島民の権利として主張できる。
沖縄は、歴史的にいつも、対外的に、どうすればいいかを考えて活きてきた。対中国であったり、対日本であったり、そして今は、アメリカとどう向き合うか?という大きな対象があり、その中で、立ち位置を探し、自分たちの権利を守ろうとしている。
沖縄は、日本だけのためにアメリカ基地を抱えているのではなく、極東のど真ん中に位置してしまったという避けられない運命の中で、韓国、台湾、フィリピン、までも巻き込んでの、中心地にあるために、アメリカ軍を抱えてしまうという皮肉になっている。
日本が太平洋戦争に、勝とうが負けようが、どこかの基地が沖縄には作られただろう。それがアメリカの基地になるか、日本軍の基地になるかの違いがあっても、基地は沖縄のジェオグラフィックな運命的な位置において、どうしても必要になる地の利になってしまう・・・
沖縄の、取るべき選択は、米軍に出て行け という理想を言うべきタイミングも、また力もないのであれば、第二の選択である、いかに米軍兵士に 日本と沖縄の両方の法律に従わせるか、そのために、内部的に、何を整備し、そして、外部的にはどのようにその整備事項を発信していくか、そのためプロセスにかける時間がどのくらいの間に行うか、また、具体性を持たせるために、強制力をどのように持つか・・・と、考えて煮詰めていくことが、より現実的で今 行うべき選択になるかもしれない。しかも、強制力を伴うと言う点が、とても大事であるので、ここを、どう推し進めていくかは、各沖縄の住民の団結が必要だろう。
日本の国に期待できることは、少ない。
鳩山首相に期待して、なんとかしてくれないか?というのは、的外れで、まず自分たちが、どうしたいかを具体的に一致団結できるところを探り、最終的に、「こうする」というところまで持っていった上でなければ、戦略も立てられない。
戦略は、様々に立てることが出来る。場合によってはアメリカの司法に訴えることも、できるのだ。
だが、一致団結できる具体的に「どうしたいのか?(どうしてほしいのか?ではなく・・・)」を持たなければ、志の立てようも無い。
沖縄は、多くの複雑な問題を、どこか、なあなあでやってきた。
それが県民性なのかもしれないし、そうしなければ精神的に持たないくらいキツイ思いもあったからかもしれない。
これからの沖縄がどうなるかについて、予想を考えると、悪い面ばかりではないだろう。沖縄の地の利は、韓国や中国、台湾からの観光客をたくさん呼び寄せることになるだろう。
すでに沖縄は、東京や大阪の人間から見れば、ニューヨークの人間がフロリダに行く感覚で、とても明るくて楽しい日本の中の、トロピカル リゾートの地位を確立している。
基地の移転後、カジノも出来る。
やがて、様々な国から多くの観光客がやってくるようになるだろう。
金儲けができるチャンスはいくらでも増える。
沖縄で、ちょっと目端の利く人間なら、大金持ちになるチャンスがこれから10年間に大きく広がる。
間違いなく、これから広がるのだけれど、お金のせいで、沖縄らしさを失わなうことだけは しないで欲しいと願う。
鳩山首相が「TRUST ME」と書簡をワシントンに送った時点で、彼は、辺野古ありきで進めるつもりだった。いや、もっと正確に言えば、そうではなく、もともと、辺野古のつもりだったので、県外などと言う言葉は、社民党のあぶり出しに後ほど使うために用意していた罠だった。
5月の末というのは、前もって、北朝鮮が行動を起こす? ことを知っていたためで、そのときに、「辺野古しかないだろう」と言えば、閣僚も国民も危機意識から、納得することを知っていた。ただ、社民党だけは、浮かれてグアムに基地移転先を見に行くと、飛行機に乗ってグアムに行ったりしていた。
なぜ社民党をあぶりだす必要があったのだろうか?
社民党は、もともと、内部分裂が激しい政党で、まとまりはないカルチャーを持っている。共産党のような毒もない。鳩山首相にすれば、扱いやすい女ぐらいな感覚だったかもしれない。
しかし、沖縄の感情は、その間、すべて無視されてきた。
沖縄の人の気持ちは、どうだったのだろう?
米軍に出て行ってもらいたいと、思っていたか、そんなに単純なものではなかったか・・・
米軍があれば迷惑で、日米地位協定の矛盾を感じているけれど、地場産業の弱い沖縄で、米軍とは長い付き合いをしているのだから、本当に無くなってしまっても、沖縄の経済は大丈夫なのか?という議論は、以前からあった。
一方、「もういい加減うんざり」という声もあった。
どちらも 沖縄の本音だろう。
そして、どちらも間違ってはいない。生活基盤は大事だし、うんざりだから出て行けと言うことも沖縄の島民の権利として主張できる。
沖縄は、歴史的にいつも、対外的に、どうすればいいかを考えて活きてきた。対中国であったり、対日本であったり、そして今は、アメリカとどう向き合うか?という大きな対象があり、その中で、立ち位置を探し、自分たちの権利を守ろうとしている。
沖縄は、日本だけのためにアメリカ基地を抱えているのではなく、極東のど真ん中に位置してしまったという避けられない運命の中で、韓国、台湾、フィリピン、までも巻き込んでの、中心地にあるために、アメリカ軍を抱えてしまうという皮肉になっている。
日本が太平洋戦争に、勝とうが負けようが、どこかの基地が沖縄には作られただろう。それがアメリカの基地になるか、日本軍の基地になるかの違いがあっても、基地は沖縄のジェオグラフィックな運命的な位置において、どうしても必要になる地の利になってしまう・・・
沖縄の、取るべき選択は、米軍に出て行け という理想を言うべきタイミングも、また力もないのであれば、第二の選択である、いかに米軍兵士に 日本と沖縄の両方の法律に従わせるか、そのために、内部的に、何を整備し、そして、外部的にはどのようにその整備事項を発信していくか、そのためプロセスにかける時間がどのくらいの間に行うか、また、具体性を持たせるために、強制力をどのように持つか・・・と、考えて煮詰めていくことが、より現実的で今 行うべき選択になるかもしれない。しかも、強制力を伴うと言う点が、とても大事であるので、ここを、どう推し進めていくかは、各沖縄の住民の団結が必要だろう。
日本の国に期待できることは、少ない。
鳩山首相に期待して、なんとかしてくれないか?というのは、的外れで、まず自分たちが、どうしたいかを具体的に一致団結できるところを探り、最終的に、「こうする」というところまで持っていった上でなければ、戦略も立てられない。
戦略は、様々に立てることが出来る。場合によってはアメリカの司法に訴えることも、できるのだ。
だが、一致団結できる具体的に「どうしたいのか?(どうしてほしいのか?ではなく・・・)」を持たなければ、志の立てようも無い。
沖縄は、多くの複雑な問題を、どこか、なあなあでやってきた。
それが県民性なのかもしれないし、そうしなければ精神的に持たないくらいキツイ思いもあったからかもしれない。
これからの沖縄がどうなるかについて、予想を考えると、悪い面ばかりではないだろう。沖縄の地の利は、韓国や中国、台湾からの観光客をたくさん呼び寄せることになるだろう。
すでに沖縄は、東京や大阪の人間から見れば、ニューヨークの人間がフロリダに行く感覚で、とても明るくて楽しい日本の中の、トロピカル リゾートの地位を確立している。
基地の移転後、カジノも出来る。
やがて、様々な国から多くの観光客がやってくるようになるだろう。
金儲けができるチャンスはいくらでも増える。
沖縄で、ちょっと目端の利く人間なら、大金持ちになるチャンスがこれから10年間に大きく広がる。
間違いなく、これから広がるのだけれど、お金のせいで、沖縄らしさを失わなうことだけは しないで欲しいと願う。