Sydney Yajima


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進行・・・

2010-07-10 13:23:25 | 世界情勢
いびつな形で、中国とアメリカが、以前とは違う形で対峙している。
いびつな形というのは、たとえば、こういうことだ。
まず、彼らは同じイデオロギーに立っていない。一方は中央政権を標榜し、またもう一方は地方分権を推進する。一方は、統治を目標に掲げ、一方は自由を掲げる。一方は世界でも最も古い国でもあり、深く文化を継承し、片方は、新しい国で、文化はプラスチックのように軽くてカラフルだ。
言葉も、表意文字と表音文字の違いだけではなく、すべての価値観において、異なる。
ただ似ているところは、どちらも権力志向が強いことと、いずれ、相手が自分に屈服するだろうという確たる自信を持っていることだ。

その真ん中に位置する 日本はとても複雑な心境でこの二つの国を見比べている。
実際には、経済の結びつきを除けば、中国とアメリカの共通点は非常に少ない。

ところが、その真ん中の日本はどちらも深く理解している。
つまり日本の立ち居地は、とてもユニークで、しかも良い展望を描くことが出来る点で、おそらく 世界中のどの国も、いずれその価値に気付き、利用するか うらやましがるかのどちらかになるであろう。

ただ、舵取りを間違うと、場合によっては、両方の国から、さまざまな取り込み工作を仕掛けられるという可能性も指摘しておくべきだろう。

今から5年のうちに、様々なことが起こるので、伸ばすチャンスと、潰す可能性の両方を天秤にかけながら進むという状態がしばらく続くだろう。