Sydney Yajima


GSM会員希望者は下記のURLへお進みください。
http://www.gsm.jp/

世界は 日の出を待っている

2010-10-02 14:56:54 | 世界情勢
日本を取り巻く環境は、厳しい。
実は、これは今に始まったことではなく、江戸時代に なぜ 鎖国をしなければならなかったのか?というところまで さかのぼって考えることもできる。

日本にとって、中国との関係は 与えたり与えられたりという相互の様々な歴史がある。
こうして、私がブログを書き、それを読んでもらえるのも、漢字という中国から来た文字のおかげなのである。

やみくもに、中国のすべてを 民族主義で憎む などということをしてはならない。

偏らず 偏らず これを中と言う。
そのためには、冷静に 今の我々の置かれている環境を 第三者的な立場から観察してみることだ。

さて・・・

今の中国の態度によって、いくつかの 化学変化が起こった。

第一の化学変化。

それは言うまでもなく、日本と中国の間に 軋轢があるということが 世界中に知れ渡ったことだ。

第二の化学変化。

欧米は、アジアの将来について、誰がリーダーとなるのかを品定めしている。そして中国が一言言えば、日本は弱腰になるということが、認識された。

第三の化学変化。

中国のやり方は、雷を落として脅迫するような外交手段で そのためには、ありとあらゆることを行うということも、また、同時に欧米には認識された。

第四の化学変化。

ロシア、韓国などの国が、中国の尻馬に乗って、領土問題を言い始めた。これは、チャンスだと思ったのであろう。

第五の化学変化。

アメリカは、この問題に、あまり熱心ではないことがはっきりした。確かに ヒラリークリントンは、日本を擁護する発言をしたには、した。が、それは、何ほどの影響も中国に与えていない。
つまり、アメリカの影響力も、かなり低下していることが、見て取れる。

第六の化学変化

日本を自分たちで守るという意識が、やや わずかながらではあるが、日本人の中で芽生え始めている。

第七の化学変化

おもしろいことに、中国へ頼っている鉱物資源を使わずに、効率よいエンジンを開発しようとする傾向が強まった。計画を前倒しに、新しいタイプの電気自動車を作ろうと エンジニアたちが立ち上がった。
過去何度も 言ったことがあるが、日本を作ってきた 男の中の男たちは、こういう寡黙なエンジニアたちだ。
決して、菅首相ではない。マスコミでもなければ、自衛隊でもない。
環境問題に立ち上がるのも こういう男たちだ。
中国がどんどんとスカウトして中国へ高給でひきぬいているのも こういう男たちだ。
そして、アメリカの真似をして、リストラと高齢の雇用を数字だけで 切り捨てることを推奨するような スタンフォード大学か東京大学を出てきたアホが、彼らのやる気と行き先をさえぎっている。そういうアホどもに、「おまえは役に立たぬから、何か役に立つことをしてくれとまでは 頼まないから せめて邪魔だけはしないでおいてくれよ・・・」と言いたい。何十年も技術一本で生きてきた男たちは、日本の宝なんだ。彼らが去った後の日本には、何が残る?
菅首相と マスコミと自衛隊だけが残って、うんだらうんだらと、 永遠に「あーでもない、こーでもない」と念仏を唱えて せいぜい遺憾を連発して、あとは、一列に並んで頭を下げるくらいしか能がないのである。
まあいい、このことに関してはかなり前から 危惧しているので、ついつい熱くなってしまった。私としたことが・・・

第八の化学変化。

世界は案外日本に対して、好意的であるということが分かった。
日本が嫌いだという国は、世界には、中国と韓国しかない。
一方、韓国と中国が嫌いだという国は、中国と韓国を除いたほとんどがそう言うのである。
これは 無形の財産だろう。

第九の化学変化。

アメリカは 中国の野心を露骨に警戒し始めた。特に、NASAは、中国の宇宙開発に神経を尖らせている。

さて、第十の化学変化。
それは このブログを読む人が増えたことと、そして 協賛する人がいるということ、さらに、もしかしたら、経済で中国の正確な状況を 観察するべきだという私の投げた小さな小石が、実現するかもしれないという期待である。

戦争をするためではなく、戦争を避けるために、出来る手を打っていくことが、大事なんだ。

"The World Is Waiting for the Sunrise"

世界は日の出を待っている。

そして日の出は、極東にある小さな島国、日本でなければならない・・・