中国の、経済は過去20年間にわたり年間10%から15%の高い成長率を伴って 大きくなってきた。
これは、同時に 国内での格差を同じスピードで開けることとなったために、同じ程度の不満が民衆の間に膨らんでいったことを、意味する。
現在、あちこちでストライキが起こっている。
これにより、経営者は、賃金を上げるということをせざるを得ず、2015年には、アメリカやヨーロッパが発注している中国製品は、安い労働力というメリットがなくなるので、今のまま、中国が コスト フォーカスに走り続けていたとしたら、未来はなくなるだろう。
かつて、ホンダの宗一郎さんとソニーの井深さんの対談で、「5年後には今ある新製品は みーんななくなっているんだろうなあ」と言っていたのを思い出した。
当時から、5年サイクルで、今あるものはすべてスクラップになってしまい 新しい製品がとってかわるということが、常識になっていた。
例えば、今、車がハイブリッドだとみんなが言っているときには、すでに企業は次の製品を作りほぼ完成させていて、5年後の商業化に向けて準備しているというものである。
中国人の多くは、新しい技術は外国からやってくるものだと思っている。
つまり、自分たちはそれを組み立てたり、あるいは購入したり、あるいは、そのいくつかを組み合わせて「新製品」を作ったりして 儲けることができれば良いのである。
しかし、そこには、全く新しいものを作ってやろうという野心家もいなければ、そういうことをサポートする企業も あるいはそういう空気も生まれてこない。
中国政府はその脆弱さを良く知っていて、何とかしたいと考えて、テクノロジーの大学生を優遇し、あるいはエンジニアの大学生を増やしたりもしているが、しかし、私が思うのに、新製品をつくりたいとか発明をしたいという風変わりな人間は、そういう国指導の下では生まれてこないのではないだろうか。
アメリカはクレージーな人間がたくさんいて、そういう人間たちは、何か新しいものを求めている。だから、いつだってアメリカから新しいものが生まれやすく、それは、真似しようとしてできることではないのである。
日本も、最近はかなりクレージーになってきているので、もしかしたら、そういう空気が生まれてくるかもしれないが、残念なことに、どこか、後ろ向きで、ハングリーさがなくなって しかも怠け者が増えてしまった。3Kという言葉が象徴するように、東北のさまざまな企業が立ち上がろうとしていても、若者たちは3Kの仕事には見向きもしないそうだ。それで失業している。ならば、東北の立ち上がりは さらに遅れることになるか、あるいは、ハングリーな東南アジアの人々に来てもらって働く場所を提供していくしかない。オーストラリアはまさしく それで、オーストラリアの白人は怠け者になり、遺産で食べるか国の保護で生きていくようになってしまった。新しく来た移民のアジア人たちは、がんばって勉強し、すべての大学のトップは、アジア人かインド人しかいない。いずれ、彼らがこの国を牛耳ることになるだろう。それは必然だ。日本人の若者も自ら奮起しないと、きっとそうなる。
日本人の若者が、アメリカのハーバード大学に留学するということも、随分昔に比べれば、減った。なぜなら、そんんあ苦労をしたくないからである。いまから50年前の日本人の大学生たちは、360円で外貨持ち出しが2000ドルのときでも、皿洗いをしながら、アメリカへ憧れて英語を学び、そして、海外の大学へ旅立っていった。
今なら、もっと行き易いはずなのに、若者たちは行かない。
そして、3Kをしている。
あるいは、親のところからさえ、一歩出ることもない。
自分自身で、それは良くないことだということは分かっているが、多分、それが許されえる間はそのままでいいと考えているのだろう。
だが、世界が君たちを必要としていることを、君たち自身が気がついていないことが、とても大きな損失なのである。
日本は優秀なDNAを持っている。
ここで、そのDNAの謎については書かない。しかし、日本人たちが、自分でそれを開発していかなければ、衰退してしまい、世界を路頭に迷わせることになってしまうとだけ、警告しておきたいのである。
このブログを読んでくれた若者のなかで、「いっちょう、気を変えてやってみるか」と一人でも思い立ってくれれば、私は嬉しい。
これは、同時に 国内での格差を同じスピードで開けることとなったために、同じ程度の不満が民衆の間に膨らんでいったことを、意味する。
現在、あちこちでストライキが起こっている。
これにより、経営者は、賃金を上げるということをせざるを得ず、2015年には、アメリカやヨーロッパが発注している中国製品は、安い労働力というメリットがなくなるので、今のまま、中国が コスト フォーカスに走り続けていたとしたら、未来はなくなるだろう。
かつて、ホンダの宗一郎さんとソニーの井深さんの対談で、「5年後には今ある新製品は みーんななくなっているんだろうなあ」と言っていたのを思い出した。
当時から、5年サイクルで、今あるものはすべてスクラップになってしまい 新しい製品がとってかわるということが、常識になっていた。
例えば、今、車がハイブリッドだとみんなが言っているときには、すでに企業は次の製品を作りほぼ完成させていて、5年後の商業化に向けて準備しているというものである。
中国人の多くは、新しい技術は外国からやってくるものだと思っている。
つまり、自分たちはそれを組み立てたり、あるいは購入したり、あるいは、そのいくつかを組み合わせて「新製品」を作ったりして 儲けることができれば良いのである。
しかし、そこには、全く新しいものを作ってやろうという野心家もいなければ、そういうことをサポートする企業も あるいはそういう空気も生まれてこない。
中国政府はその脆弱さを良く知っていて、何とかしたいと考えて、テクノロジーの大学生を優遇し、あるいはエンジニアの大学生を増やしたりもしているが、しかし、私が思うのに、新製品をつくりたいとか発明をしたいという風変わりな人間は、そういう国指導の下では生まれてこないのではないだろうか。
アメリカはクレージーな人間がたくさんいて、そういう人間たちは、何か新しいものを求めている。だから、いつだってアメリカから新しいものが生まれやすく、それは、真似しようとしてできることではないのである。
日本も、最近はかなりクレージーになってきているので、もしかしたら、そういう空気が生まれてくるかもしれないが、残念なことに、どこか、後ろ向きで、ハングリーさがなくなって しかも怠け者が増えてしまった。3Kという言葉が象徴するように、東北のさまざまな企業が立ち上がろうとしていても、若者たちは3Kの仕事には見向きもしないそうだ。それで失業している。ならば、東北の立ち上がりは さらに遅れることになるか、あるいは、ハングリーな東南アジアの人々に来てもらって働く場所を提供していくしかない。オーストラリアはまさしく それで、オーストラリアの白人は怠け者になり、遺産で食べるか国の保護で生きていくようになってしまった。新しく来た移民のアジア人たちは、がんばって勉強し、すべての大学のトップは、アジア人かインド人しかいない。いずれ、彼らがこの国を牛耳ることになるだろう。それは必然だ。日本人の若者も自ら奮起しないと、きっとそうなる。
日本人の若者が、アメリカのハーバード大学に留学するということも、随分昔に比べれば、減った。なぜなら、そんんあ苦労をしたくないからである。いまから50年前の日本人の大学生たちは、360円で外貨持ち出しが2000ドルのときでも、皿洗いをしながら、アメリカへ憧れて英語を学び、そして、海外の大学へ旅立っていった。
今なら、もっと行き易いはずなのに、若者たちは行かない。
そして、3Kをしている。
あるいは、親のところからさえ、一歩出ることもない。
自分自身で、それは良くないことだということは分かっているが、多分、それが許されえる間はそのままでいいと考えているのだろう。
だが、世界が君たちを必要としていることを、君たち自身が気がついていないことが、とても大きな損失なのである。
日本は優秀なDNAを持っている。
ここで、そのDNAの謎については書かない。しかし、日本人たちが、自分でそれを開発していかなければ、衰退してしまい、世界を路頭に迷わせることになってしまうとだけ、警告しておきたいのである。
このブログを読んでくれた若者のなかで、「いっちょう、気を変えてやってみるか」と一人でも思い立ってくれれば、私は嬉しい。