Sydney Yajima


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被爆

2016-06-10 03:47:29 | 経済
福島第一原発を、起点とした放射能汚染の実態が、うやむやになっている。
放射能汚染の実態というのは、被爆の実態のことであり、そのことを、科学者と医師が共同でデータをとり、統計を出していなければならないのだが、しかし、それをマスコミが発表するべき義務はないのだろうか?とさえ思う。

多くの資料は、保険会社に回っている。

乳がんが12人に一人というとんでもなく多い確率で日本人女性に増えているとの報道があった。
これは、とても多い数字なのだ。

ちなみにオーストラリアでは、全体のがん患者のうち、12%程度だ。
去年の乳がん患者は、16084人。そのうち女性は15934人(ちなみに、わずかだが男性もなるのだ)オーストラリアの人口は2313万人だから、年間1000人にひとりの罹患率もない。 つまり、日本に比べてずっと少ないのだ。
しかも、オーストラリアは乳がんの受診率が日本よりも高い。
つまり、今すでに乳がん患者である日本人女性はたくさんいて、本人は知らないということが、たくさんあるということを示唆している。となると、12人に一人という現在の数字でさえ、控えめなのかもしれないと思えてくる。

しかも、年齢が若ければ、乳がんの進行を食い止めるのは並大抵ではなく、治療はとてつもない苦痛を伴う。

こんな状態の日本で、将来、どれほどの人が医療を受けることになるのか、あるいは死亡するのか、場合によっては人口が激減してしまうことになってしまうのか、そうすると、経済への影響はどうなるのだろうか?
と、想像してしまうところまで、来ている。

もし、あと20年程度の間に、疾患率が上がり、ワーク フォースが減る事態となったり、あるいは需要が減ってしまって、経済が回らなくなってしまったとき、日本は、世界の中でどのような位置にいることができるだろうか?

恐らくは、OECDの国々のうち、特殊な事情を抱えた国は、少なくないにせよ、日本のように被爆と言う にっちもさっちも行かなくなったハンデを負う国は、少ないはずだ。

現在 日本の国力は世界第三位だが、今後、ボディーブローのように、効いてくるはずだ。

ただ、私は、どうしようもないとも思っている。

残念ながら、力不足だった。
過去、いくら警告しても・・・、私の言葉を聞く人はほとんどいなかった。
馬鹿にする人はいたけれど、真剣に耳を傾けてくれる人は、ほとんどいなかったのだ。

日本の経済は、病気の蔓延とともに、落ちて行ってしまう。