バノン氏がトランプ大統領によって、排除された。
裏側には、彼の反ユダヤ主義がある。
ユダヤ人は世界中にグローバリズム主義で権益を広げようとしている。
という考え方から始め、
そして、クシュナー氏というトランプ大統領の娘婿に対抗するようになった。
トランプの友人には、ジョージソロスやゴールドマンサックスのユダヤ人も沢山いることが、反ユダヤ主義の右翼の人間には耐えられないらしい。
「我々は、トランプを大統領に選んだが、クシュナーを選んだ覚えはない。奴が仕切るなんて真っ平だ。中東から軍隊を引き揚げよう。」と右翼は言うが、イスラエルの安全保障を考えるユダヤ人たちにとっては、死活問題である。
トランプのシリア爆撃の後ろには娘のイバンカの影響があったことも確かで、彼女は、テレビで放映された子供が泡を吹いているシーンを泣きながら見ていたという。
しかし右翼のリチャード スペンサーなどは、ホワイトハウスの前でデモをし、そこでは「シリアの攻撃はイスラエルによってアメリカ軍を動かされた結果だ」と訴えている。
同調する米国人も少なからずいるため、トランプの支持基盤もそのために揺らいでいる。
ここが、トランプにとっては非常に不安要素となっているわけだ。
そこで、実は中東問題であると ここのページではすでに看破した北朝鮮問題を大きくすることによって、一般の物事を知らない人々にとっては、一見関係のない戦争を始めることによって、実は中東の、イスラエル安全保障につながり、しかもアメリカという国柄、特に好戦的であり、戦争のたびに国旗をもって走り回る車が増える国にとって、一つになれる機会を人工的に演出することなど、興行師のトランプにとっては、訳もないことなのだ。
トランプはおそらく、そういう興行を、大々的に仕掛けるであろう。
シリアでの攻撃の成功を祝して、移動中の専用機のなかから電話をかけてもいる。
実に気の配れる男だ。もちろん、演出には
重要な場面であることは間違いはない。
大統領閣下から直接電話を受けた兵士の女性は、感動したのであろう。
表情に、うれしさがにじみ出ている。もちろん、打ち込んだミサイルの先には、少なくとも4人の命が亡くなったのだが、しかし、それが戦争と言うものだろう。
ところで、これを読んでいる日本に在住のあなた方も、もうすぐ加害者か、被害者のどちらかになるかもしれないが、傍観者で居続けることは、どうやら難しいようだ。