Sydney Yajima


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オーストラリアマーケットの状況

2009-07-04 18:04:24 | オーストラリア株式
オーストラリアマーケットの状況
MARKET CLOSE
(4.30pm AEST)
かなり弱含みだった。全体では 1.25%下げて 3829.6 。

商品が弱く、マイニング関連はRIOは 4.15%下げて49.6ドルでトレードを終えた。

主要銀行はANZが0.12%上げた。ロイヤル スコットランド銀行から主なアジアのアセットを買ったことが好感されたからだが、ほとんどの銀行は下げている。

消費関連は、やや上げているものもある。たとえばCOLESやWESなどだ。WESは1.57%上げた。 Woolworthsは0.46%上げ26.11ドル。

経済最前線の情報としては、車の販売が増えてきていることが6月の発表でわかったことだろう。先月のセールスは102847台で予想を上回っている。CBAのセバスチャン氏は政府のビジネスへの援助金が成功していると見る。6月の販売は去年に比べて12%増えている。これは過去8年間で三番目に大きな波で好感されている。

アメリカの農業省の調査により、農家への援助が決定される。去年より11%上がる予想だ。

来週は忙しい週になるだろう。多くのデーターが出るからだ。主な変化は、仕事の募集率が月曜日に出ること。RBAの利率決定は火曜日。家のローン借り入れ率は水曜日。雇用率/非雇用率は木曜日。


第二期のレポートは来週から始まる。34%の収益悪化がすでに予想されている。

オーストラリアドルは弱含みで、0.7974USD。
T
トレード量は1.95ビリオン株 6.54ビリオン ダラー 337社が上げて 604社が下げ 282社は変わらず。
スティーブ ダフリアン マーケットアナリスト CBA より抜粋意訳

オーストラリアの市況

2009-07-02 22:49:22 | オーストラリア株式
午前中は強含みで、どのセクターも上げていたが、午後、終わり間際になって、急に下げた。
金融関連は、0.41%程度の上昇にとどまり、WBCは0.51%落ちて 19.58ドル雇用が悪いだろうという予想から、ローンの借り入れが落ちるとみている市場関係者は多い。NABは0.74%上げて21.85ドル。NABはATM手数料を安くしたために、10%も利用者が増えたと言っている。

ベースメタルは、回復してきていることが、昨夜のロンドン取引価格をみると分かる。今日はその影響が出ているようだ。BHPは1.18%上げた。34.30ドルになり、RIOは0.29%上げて51.751ドル。RIOは新株オファーの97%はすでに買い取り手がついて、キャピタルは15ビリオン増えたとしている。

オーストラリアの第二位のマイニング会社であるウッドサイド ペトロリウム (WPL)は、1.86%下げた。現在41.66ドル。西オーストラリアの天然ガス採掘の計画が発表された後、下げに転じた。50ビリオンダラーのプロジェクトコストがかかるといわれている。

オーストラリアは貿易赤字が記録的に大きくなっていたことが 今日 報じられた。6月の赤字は556ミリオンダラーにものぼり、予想の100ミリオンよりも大きくなっている。

CBAのエコノミストであるセバスチャン氏は、「輸入は12.5% 去年よりも少ない。貿易の活発であった時代には終わりがきたようだ。来月には、もっと商品価格が下がる可能性があり、特に、鉄鉱と石炭価格の下落が響いている。今後も赤字幅が広がる可能性がある」と指摘している。
また輸出に関しては、「3月までの四半期は輸出が伸びてオーストラリアドルが強くなった。27%も最低価格から上げている。だが、輸出需要が減ってきていることを考え、年間の輸出のそうりょうとしては およそ10%は去年に比べて落ちるだろう。最悪、去年の半分になるというありえる話だ。

オーストラリアドルは今日は、やや下げて、0.802USDになった。

マーケット全体では 4.26ビリオンダラーのトレードがあった。
4;30の段階で ASX平均は3832 ちょうど0.75%下げている。

今夜のアメリカ合衆国の注目するべき発表は、雇用率に加えて、一般給与が発表されることだ。


スティーブン ダフリアン
マーケット アナリスト CBA マーケット クローズ (4;30AEST)より意訳


*ここで、問題なのは、オーストラリアはこれから、ようやく時間はかかったけれども深刻な不況へと突入していく可能性が広がったということである。なぜなら、今までの好況は、中国からの需要のおかげで、資源がたくさん売れたからだ。しかし、貿易赤字が増えていることは、この小さなマーケットのサイズしかない人口わずか2500万人のオーストラリアが、資源国として輸出している以上の消費をしているという背中が寒くなるような数字が出ていることである。私は中国は確実に不況の波が吹き荒れているはずだと思う。なぜならほぼアメリカの輸出が止まっているといっていい今の状況が長く続けば、さらに状況は悪くなるはずで、確実にオーストラリアへその影響が押し寄せてくるからだ。もちろん、オーストラリアの場合は、時間をずらしてくるから、多少 マシに見えるかもしれないが、影響は津波の震源よりも、その津波の行き着く先のほうがより被害が大きかったりする。エルニーニョ現象がオーストラリアに旱魃をもたらす可能性が、今年は高いので、もしかすると、日本にとって影響があるかもしれない。なぜなら重要な小麦の輸入先であるオーストラリアからストップすることは、確実に穀物価格の高騰を呼ぶからだ。それは直接生活に結びつく、パン、麺類などなどの価格へと跳ね返る。



オーストラリアの市況

2009-07-01 23:13:06 | オーストラリア株式
今日は弱含みの展開であった。平均株価は 1.91%落ち込み、3872.3で終了した。
商品価格は、世界的に落ち込んでおり、世界最大のマイニング会社のBHPは2.36%落として 33.90ドル第二位のRIOは2.81%落として 51.60ドルで取引を終えた。

主要銀行は、NABが最悪の下落で、3.34%落とし、21.69ドル。WBCは2.81%落とし 19.68ドル。全体的に1.5%程度銀行株は落としている。

SUNCORPは、1.79%落として6.58ドル新しいCEOのパトリック スノーボール氏を迎え入れたにもかかわらずだ。

多くのデータが今日は出ている。まず、販売にかんしては予想より倍の上昇を満たしている。1%5月以降上げており4月までの0.3%に対して、言い数字になっている。CBAのセヴァンス セバスチャン氏は、「政府のてこ入れ政策が成功している」と言う。「実際に、2007年12月からくらべても、今の状況は7.1%も好転しており、健康な指数だ。」

一方建設が落ち込んでいることが気がかりだ。先のセバスチャン氏は、「過去二ヶ月、多くの建築許可がでたことで、ゆり戻しが着ている一時的なことではないか。建築申請は12.5%も落ち込んでおり、驚くべき数字ではあるが、初めて家を買う人のために政府が出している援助期間が延期されたし、多くの人々は家を買う気があることははっきりしているので、また、時期が延期の最終月に近づいてきたら状況は変わるだろう。マンションなどの状況は非常に流動的だ」

オーストラリアドルはUSに対し 0.8075 で取引を終えた。

市場全体でみれば、3.54ビリオンダラーの取引があった。

アメリカ合衆国の今後の住宅販売の数字と自動車のセールス、それに、工業指数と建築消費 さらには、雇用率が発表される予定なので、注視していく必要があるだろう。

スティーヴン ダーフリアン マーケット アナリスト  CBA  4:30 AEST より意訳

*さてさて、ファイナンシャルタイムズの今日のアナリストの話では、アメリカの住宅指数の価格の落ち込みが、やや幅が緩やかになってきた。これが、いいニュースだという。とんでもない、落ちているんだ。騰がっているのではなく。それがやや緩やかに落ちているということが、いいニュースとして発表されるとしたら、他に一体どんな悪いニュースがあるんだろう?

日本は景気の底を脱出したとか、言っている選挙向けの政治家の話に乗っかってはいけない。よく現状を見極めてからでなければ、失敗するだろう。なぜなら、オイル価格はまた、高くなる可能性があり、それが、すぐに景気を悪くしていくであろうからだ。

9月以降、まだまだ悪い数字が出るようであれば、本格的に この不況は長引くとみて間違いないだろう。
この向こう三ヶ月 7月から9月まで の状況が、その点を見極める重要な試金石になると私は見ている。