畠山記念館の春季展へ足を運びました。
今回の展示は「唐物と室町時代の美術」です。
講師の先生との待ち合わせ時間より、すこし早目に着いたので、
ゆっくり庭を歩いてみました。
幸いにも名残の枝垂れ桜がみられました。
足元は花弁の絨毯。
きれいですね。
ここは、展示品の数があまり多くないので、とても気に入っています。
あまり盛りだくさんだと、最近は疲れるほうが先で感動も薄れがちなんです。
今回も40点ほどの作品が、ゆったりし展示してありましたが、
今目録を読み返すと、すべての作品が頭に浮かびます。
「青磁鳳凰耳花入」の色か何ともいえずきれいで、これぞ砧青磁。
書画の中には足利義政の自作自筆の短冊も。
例によって表装の裂地にも目を奪われてしまうのですか。
唐物の中には、茶入が二点ありました。
「鶴首茶入・銘 養老」
「肩衝茶入・銘 星」
大ぶりの肩衝茶入の「なだれ」がとても美しく、
「今日心に残った一つ」に選びました。
銘が「星」というのも忘れられませんね。
必ず最後に一つを選んで感想を書くのが、この勉強会の決まりなので。
青磁の花入とどちらにしようか迷いましたが、
やはり茶入を選んでいました。
今回の展示品は、すべて畠山記念館の所蔵品なので、
又お目にかかる機会もあるでしょう。
夕方から雷雨の天気予報でしたので、何処にもよらずに帰りました。
帰りついて一時間と経たないうちに、
ピカッ・・ゴロゴロと来ましたから、早めに帰宅して正解でした。