異文化に浸った10日間が過ぎて、
今日は六月初めての稽古日。
六月のしつらえに道具を入れ替えて、着物を着ると、
いやでもびしっと気が引き締まり、
「さあまた頑張らなくちゃ!!」と気合も入ります。
あのミラノのゴシック建築の極みの大聖堂を見て目を見張った驚きと、
茶室のシンプルな佇まいとの極端な対比に、一時の夢を見ていたような。
でもその夢はまだ冷めやらず・・・
今日も少し思い出してみます。
シチリア島の中心でもある「エトナ山」に向かいました。
中腹まで車で行き、少し山肌を感じながら歩きました。

エトナ山は、ヨーロッパ最大の活火山で、高さが約3325m。
富士山より少し低いです。
なんと、2013年6月に富士山と同時に世界自然遺産に登録されたということです。
カターニャの街には、
噴火で流れ出した溶岩を壁の石材に利用している建物も多くみられ、
その溶岩の黒と白い石とのコントラストが、美しいハーモニーを作り出していました。
街に帰る途中で立ち寄った小さなワイナリー。

樽から目の前で瓶に詰めてもらったワインを、自分の楽しみにと買いました。

裏のブドウ畑を案内してもらえて、
まだ固い小さな青いブドウの実を目の前で見てきました。
少し寝かせておきましょうか。
何時開けましょうか。
思い出を飲んでしまったらもったいないようで、
なかなか開けられないかもしれません。
続く・・・
