ボローニァ大学は、世界で一番古い大学です。
今年この大学で、「Nippop2015」という催しが開かれました。
もう第五回になるそうです。

こんな風に日本をより理解しよう、日本の文化に触れようという催しが、
このイタリアのち地も開かれているのですね。
この催しで、池田理代子さんが、講演と、コンサートをと招かれました。
午前中はまず大学の建物を見学しました。

中庭

廊下の天井

図書室

大階段解剖室

同じく解剖室
日本語で書かれた説明のプリントが用意されてありました。
Nippop開催中だからでしょう。
それによると、
「ボローニァ大学の最初の大学棟となった「アルキジンナジオ館」は、
1563年に建てられた。
「大解剖階段教室」は
「1637年に、建築家アントニオ・レヴェンティーの設計によって完成。
床・壁・天井ともすべて木で仕上げられた。
壁面には、古代の有名な医者の立像や、
ボローニァ大学のもっとも著名な医学者の胸像が飾られ、
天井面にはアポロ神を擁した星座が表現されている。
この大解剖室は、戦災で被害を受けたが、
まだ使用しうる部材をなるべく多く再利用して修復された。」とあります。
建物のいたるところに、その歴史を物語る装飾があり、
何処をとっても絵になるのはさすがでした。
大学で用意してくださったケイタリングの昼食を頂き、
講演会の始まるまで、少し街を歩きました。

ボローニァ大学で学んだ詩人、ダンテの作品「神曲」の一説が刻まれた斜塔です。
歩いて登れるそうですが、やめました。
そして夕刻近くに始まった講演会。

通訳を交えての話と質疑応答で、一時間半があっという間に過ぎました。
ヨーロッパでは「レディオスカル」という題で映画化された「ベルサイユのばら」です。
その作品はヨーロッパの多くの文学者にも影響を与え、
多くのファンを持ち、日本に勝る高い評価を得ていると聞きました。
女性が生き生きと生きるために、そんな質問が皆さん関心事でした。
彼女はこの後に三日後に、コンサートで歌うことにもなっていましたが、
私たち応援部隊はその日に帰国の途に就くということで、
心を残して、翌日はミラノに発ったのです。
最後にボローニァの朝の散歩で歩いた公園での一枚。

