「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

久しぶりの研究会

2016年03月25日 | お茶三昧

 春ですね。
いつの間にか、ベランダの黄そけいの花も開き始めました。

           
お稽古の時には皆さんが、
「庭のお花です」と色々な花をお持ちくださいます。

           

          

嬉しくも、桜ばかりでなく、
様々な花が春爛漫を告げてくれる季節が来ました。

先日は、久しぶりに研究会に出かけることができました。
年に五回ありますが、毎年三回も出席できれば良いほうで、
稽古日と重なったり、予定が入ったりで全出席は難しいのです。

今回は幸いにも時間を空けることができました。
それでも午前中に稽古をして、
1時30分の開会に間に合うように飛んで行ったのですが。

参加すると、やはり収穫がたくさんあります。
同じ事の繰り返しのようでも、新しい発見や、
目からウロコの情報も。
稽古と同じことですね。
繰り返しの積み重ねが、
突然ふともたらしてくれる光明の衝撃。
"この瞬間のために努力はある"と思いますものね。

研究会場でちょっと気になったことが。

何人もの方が、ノートを広げてメモをしていたことです。
私が出席し始めた頃は、もう30年以上も前ですが、
稽古場でのメモはもちろん、研究会場でのメモもいけません
と指導されましたから。
不立文字(ふりゅうもんじ)の教えからでしょう。

どうしても大切なことで忘れたら困るという時には、
やむを得ず「ごめんなさい」と懐紙の端に、
こっそりメモを取るという気の使いようでしたよ。
今はそんなことも言われることはないのかしら・・
それとも知らないうちにメモ解禁なのかしら・・
と思っていたら、同行のお社中の方が、
メモと筆記用具を握りしめているではありませんか。
私はあわてて、「ダメ、しまって!」と。

その方、
「そうなんですね。メモを取っていないと寝てしまうもので」
とおっしゃっていましたが、
その言葉通り、隣で気持ちよさそうにお休みでした。
悪かったかしらね。

時にはいけないとわかっていることでも、
皆がしているからとついやってしまって、
見つかって情けない思いをしたこともあります。
そんな経験もあって、もう古いのかもしれませんが、
いけないと指導されたことは、私は守ろうと思っています。

久しぶりの研究会でしたが、
すっきりと解決したこともいくつかあり、
とても有意義でした。

 

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