「我孫子という茶杓が、話題のオークションにでていますよ」
そんなお知らせをしてくださった方が。
我孫子の住人としては興味津々。
早速覗いてみると、締め切りまで二三日を残して、
まだ入札履歴がありませんでした。
なぜこのような銘を付けたのでしょうか。
何かの目的があって、つけていただいた銘なのか、
記念につけた銘なのか・・・とてもピンポイントですね。
もしかして、我孫子ゆかりの、文人の持ち物だったとか。
由緒がわかればよいのにと思います。
しばらく眺めて、色々と思いを巡らせて。
茶杓の風情は、写真ではよくわからず、
特に惹かれるものを感じませんでしたし、
茶杓を使うお席のイメージがわかなくて、
結局私は名乗りを上げることはしませんでした。
あまり深く考えないで、社中のお茶事ででも
使えばいいのかもしれませんが。
その茶杓は、どなたにも落札されなかったようです。
我孫子にゆかりの方しか、価値のない銘でしょうから、
タイミングの会った方の手に渡れば、
道具も生きるというもの。
茶杓の行くへやいかに・・ですね。