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「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

不識

2016年12月11日 | お茶三昧

        

           

玄関のドアーにリースを下げました。
クリスマスまで二週間。
少しはそのムードも楽しみたいと思いますね。
今朝になって、クリスマスのお茶碗をと探しましたが、
ちょっと奥に入ってしまっていて、あとでゆっくり出しましよう。

昨日、初めて「不識」という銘を見つけて使った方が。
それも「どういう意味ですか」と聞きながら。
そう、知らない銘を使って一つ勉強するのも良いですよね。
「不識」の意味は?と問われて、詳しく説明するには・・
達磨大師の話から始めなくてはなりませんね。
簡単に言えば「知りません」ということなのですが。

武帝という皇帝が達磨にいろいろと質問するのですが、
はぐらかすような、意味不明の答えばかりするので、
あきれ返って、「いったいお前さんは誰じゃ」と言うと、
達磨は「不識」(知りません)と答えたという話です。

こんな逸話から、私たちは何を学べばよいのでしょうね。
誰も自分のことはわからない。
一番知っているようでわからないのが自分かもしれません。
私は時々、人から見た自分と自分が考えている自分とのギャップに 、
「まったくちがうなあ」と驚くことがあります。
自分は本当はこうなのにと思ったりしますが、
果たしてそれは本当の自分なのかわからなくなることもね。
禅語に「眼は眼を見ず、火は火を焼かず」という言葉もあります。
自分を知ることが一番難しいようです。

          

今朝七時の景色です。
日の出が日に日に遅くなりますね。

さて今夜から数日、姪が泊りにやってきます。
引きこもって、特訓をするための下宿所にと。
首を振り振り「不識」などと言っていられない、
忙しい毎日の積み重ねです。
足元くらいは見て、転ばないようにしましょうね。
頑固な頭痛もどうやら収まったようで良かったです。

 

 いつもありがとうございます。

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