今年は「朝茶事」「名残の茶事」「夜咄の茶事」と、
皆さん頑張りました。
この軸は、今年の茶事の時に掛けた軸の一つです。
画賛で、「眉毛横眼上」と書かれています。
茶事の時はその言葉に注目しましたが。
その言葉の解釈は皆さんにお任せするとして、
絵に描かれた寿老人と鹿がとてもお目出度いのです。
寿老人は、老子の化身とも言われています。
長命、富貴、与宝、種々の病の平癒の神でもあり、
人々の安全と健康を守る神だそうです。
老子を教祖と仰いでいる道教では、寿老人は非常に高位の神で、
その姿は、白髪長寿の老子の姿をしています。
手には、長寿を記した巻物をつけた杖を持ち、
1500年生きているといわれる黒い鹿を連れており、
人に延命長寿の福徳を授けるといわれています。
とてもお目出度いですね。
この軸は言葉に焦点を当ててもよし、
絵に注目しても良し。
次はお目出度い場で、観賞してみたいと思っています。
さて年越しの準備も着々と進んでいます。
と言っても、
昔のように家族総出で大掃除をするということもなく、
自分さえ気にしなければ、掃除などしなくても、
"次の朝も、次の年も来る"のです。
そんな誘惑の言葉に負けないように頑張れるのが、
年の瀬という言葉の威力( 魔力)なのでしょう。
納戸と化した部屋がすっきりするのを
誰も覗かない部屋ですが、かげながら応援していてくださいね。
どうしたらすっきりするのでしょう・・・
追記
おかげさまで2時間ほどですっきりしました。
これなら、早くやってしまえばよかったと。