七月になり、朝少し早く起きて、稽古の道具もさらに夏らしく入れ替えです。
一週目の床は「寸松庵色紙」をかけました。
{きのとものり あまのがわあさせ しらなみたどり
つゝわたりはてぬ にあけぞし にける」
お茶碗や、水指にはギヤマンを加え、棗は「亀蔵棗」。
薄茶のお茶碗もほおずきにして、お菓子は笹の葉に短冊の絵付き。
少しの間七夕の風情を楽しみます。
毎年笹飾をと思うのですが、子供でもいないと実行に移すのを忘れます。
今から笹が用意できるかしら。
どなたか、お庭に笹がありませんか。
皆さんに願い事を一つづつ書いていただくというのはどうでしょう。
七月の別名を「文月」と言いますが、
これは、「7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習があるから」
という説がありますが。
そして夏至から数えて11日目を「半夏生」といい、
今日、7月2日がそれにあたります。
農家の人達はどんなに遅くても、この日までに田植えを済ませなくてはいけない、
という習慣あったそうです。
ドクダミ科の花に「半夏生」がありますが、茶花にも使われます。
以前ベランダの鉢で育てたことがありますが、
残念ながら、今は消えてしまいました。
七月は私にはいろいろな記念日のある月ですので、思い入れの深い月です。
もう一年の半分が過ぎてしまったのですね。
折り返すと、なおさら加速しそうです。
予定されている楽しいことを一つ一つ味わいながら、
日々を過ごしていこうと思います。
今月もよろしくおねがいいたします。