暮れから一月にかけて、茶花として活躍する花に水仙があります。
一種で活けてよし、木の物を合わせて二種で活けてよし。
あのほのかな香りも漂い、すっきりとした姿も良いものですね。
お庭で茶花を育てることのできない私などには、
冬場にお花が寂しい時に、唯一普通のお花屋さんで手に入れられる花でもあります。
ですからとても助かり、有難い花でもありますよ。
正月の床でも活躍してくれました。
この時は社中の方のお庭からいただきましたが。
ベランダの鉢植えの花も、今はひっそりとして、少しも私を助けてくれませんから。
昨日も茶花の勉強で、水仙と戯れました。
水仙を手に取ると、生前母が良く活けていたのを思い出します。
袴を取って葉組をして、形よくまとめて、水盤にすっきりと活けていました。
そんな懐かしい花でもあります。
ニホンスイセンの三大群生地というのがあるのですね。
ニホンスイセンは、海岸の傾斜地に群生するそうで、
一般的には、淡路島 越前海岸 南房総 の三か所とか。
一度は足を運びたいと思いました。
来年は早くに計画を立てて、一番近い南房総へでも行って見たいです。