十五夜の朝、ススキを見つけに出かけました。
確かあそこに去年はあったはずと行ってみましたが、
なんと今年はそこは綺麗に刈られて何もないではありませんか。
もう一か所思い当たるところがあるのですが、少し遠いのです。
散歩のつもりで出かければよいのですが、時間がない。
もう駄目かしらと家の近くまで帰ってきたら、
道路端の雑草の生い茂る中に、ススキか゛!!
灯台下暗しでした。
これはたぶん、"誰かが管理しているススキではない"
と思うことにして、切らせてもらいました。
この頃は郊外でも原っぱとか、道端とか、そんな場所で、
誰でも自由に花や草をとっても良い場所が少なくなくなりました。
公園はもちろん駄目ですし、原っぱかと思っても、どなたかの土地だったりして、
なんとなくそこに入って野の草を積むのも、気が引けますものね。
今年はどうにか無事に手に入ったススキですが、
都会に比べたら、まだ自然の残っているところなのに、
そのうちススキも花屋さんで買わなくてはならなくなりそうです。
一日は、お月見の気分でススキを眺めながら、
お月見団子をお干菓子代わりにして、10月の稽古が始まりました。
名残の月は、中置と台子のお点前等楽しんで、
風炉の季節を終えたいと思います。
朝の冷え込みも感じられるようになりました。
皆さまご自愛くださいね。