茶花でいれたシャクヤクが、すっかり開いて、
今は仏壇の花瓶に優雅に、華やかに納まっています。
蕾の時の何倍もの大きさになりますね。
今日のお茶名の引渡しの式には、新しいシャクヤクが、
二輪、入れられましたが、
式が始まるころには、一輪少しほころびかけて、良い風情でした。
これで今週の大切な行事は二件とも、無事に終わりました。
「どんなお名前が頂けたのかしら」と、楽しみにしていた皆さんです。
お家元の「宗」の一文字と、お名前から一文字ですから、
大体の予想が付くのですが、開けてみるまではちょっとドキドキですね。
どなたのお名前もとても素敵だと思いました。
自分のお名前として、しっくりくるには少し時間が必要かしら。
かつて私はお茶名を頂いた時、何か新しい自分が生まれたように思いました。
「宗○○」としての人生をどのように送ろうかと、
期待に胸を膨らませたものです。
二つの人生が、お互いに刺激し合って、時には寄り添い、助けあう。
より豊かな未来が送れるような気がしていました。
自分に自信がない時は、お茶の人生が支えてくれたことがたくさんありました。
「私にはこんな素敵に居場所がある」と。
新しくお名前を頂いた方は、ここから又初心に戻って、
これからは修行という言葉も道連れに、
たのしみながら、精進していかれることを願ってやみません。
"皆さんお目出とうございます"