宝石箱と言っても、中身はミニトマト。
でも私には宝石箱なんです。
ピカピカに光るぎっしり並んだトマト、添えられたハープのミニ花束。
ここ数年、この時期になると、弘前の農園から送ってもらっています。
暗いニュースばかりで辟易する毎日、
この箱を開いた時は、思わず「わああ、きれい」と歓声が出てしまいます。
そして「今年も食べられた」とちょっと幸せな気分になります。
小さな小さな幸せを寄せ集めて、憂き世を乗り切っていかなくてはね。
時節柄社中の皆さんも、体調を崩される方がちらほら。
訳の分からない体調不良が襲ってきたりすると、
今の時期は特にもしかしたら・・と心配になりますね。
私の経験ではそんな時はあまり大事にしてじっとしていると、
どんどん気分が滅入ってくるので、体を動かすことをしているほうが良いようです。
もちろん熱が出たら別ですが。
「今日はお稽古で、一日中着物を着ていられるかしら」
と心配になるような朝の体調の時もありますが、
いざ着物を着てパンと帯を叩くと、
なんだか元気が出てきて、あっという間に一日が過ぎます。
稽古がわたしの一番の活力剤のようです。
人間ですから、絶好調の時ばかりではないし、
ずっと絶不調が続くわけでもないし、最近はあまり気にせず
うまく付き合っていかなくてはと思うようにしています。
まだ蝉の声も聴かれない夏。
梅雨明け宣言は勇み足かしら。
これからしばらくの間、酷暑とコロナと戦わなくてはなりませんね。
皆さんそれぞれの活力剤を見つけて乗り切ってくださいね。