今話題の人の本を手に取りました。
本の名を目にした時に、読んでみようかしらと思っていましたが、
「もう買いました」という方がいましたので、みんなで買うこともないかしらと、
「読んだらみせてね」と回し読み態勢に入りました。
新島八重は、大河ドラマに取り上げられることで、
一躍脚光を浴びることになりましたが、
今日の茶道隆盛の一翼を担った女性だということが分かりました。
特に女性が茶道を楽しむ様になった今の姿があることには、
大きく貢献したようです。
内容は夫新島譲が亡くなった後、
茶道に賭けた情熱と、そこから得た安らぎの日々の様子と、
裏千家の茶道の明治期の様子を並行させて書かれています。
洋風のリビングの一角に四畳半の茶室をしつらえた話など、
私のお茶生活とオーバーラップして興味深かったです。
けして贅沢なお茶でなく、自分らしいお茶を極めた人のようですね。
字が大きくて、分量も適当で、
間に一回ティータイムを挟めばあっという間に読み終わりますよ。
持ち主の御許しをえて、皆さんで順番に目をとおしてみてはと思います。