“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『清須会議』の巻

2013-11-27 | 劇場鑑賞した映画

三谷幸喜監督の話題の最新作は歴史大作
清須会議

三谷幸喜が約17年ぶりに書き下ろした小説を
自ら映画化したという力の入った作品
豪華役者陣を大きなスクリーンで観るという点では
駄作であっても損はないかなぁ。。。と思い
劇場に出かけたのだが............
別にサービースデーにあたってもいないのに
劇場の客席はほぼ満席状態 人口密度が高いワァ
歴史作品でもあるし 群像喜劇でもあるので
結構な年配層も方々も劇場に足を運んでいるみたい
幸い 絶好のポジションともいえる良い席を確保できたので
スタンバイは上々
STORY = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
本能寺の変で織田信長が亡くなり 筆頭家老の柴田勝家と
羽柴秀吉が後見に名乗りを上げた。
勝家はしっかり者の三男 信孝を 秀吉は大うつけ者の二男 信雄を
それぞれ信長の後継者として推す。
ともに思いを寄せる信長の妹 お市は秀吉の恨みから勝家に肩入れ。
秀吉は 軍師 黒田官兵衛の策で信長の弟 三十郎信包を味方に付け
寧々の内助の功もあり家臣の心を掴んでいく。
開かれる清須会議の出席者は4名。勝家、秀吉、勝家の盟友で
参謀的存在 丹羽長秀、立場を曖昧にして強者に付こうと画策する
池田恒興。。。繰り広げられる一進一退の頭脳心理戦。
これは戦である。評定という名の____。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

三谷幸喜監督作品は群像喜劇が特徴ともいえる
今回はその部分に期待を寄せる人には
物足りなさを感じる作品といえるかもしれないけれど
日本史上はじめて 会議で歴史を動かす...という
シリアスで 密室的で人の動きが少なさそうな内容を
よくもココまで飛んだモノに仕上げたという意味では
さすがは三谷幸喜だぁ! と感心。感心。。。
西田敏行、天海祐希、松山ケンイチ、染谷将太...
こんなところで こんな容で登場させるの
無駄にビッグネームを揃えて 無駄(!?)に登場させるあたり
THEエンターテイメント のなにものでもない
超ぉ~~~ぉぉぉ贅沢なんですけれどぉ

そうそう。。。三谷作品のもうひとつの特徴といえば
素晴らしい美術かなっ?
ある情報番組で三谷監督が自ら
是非 素晴らしい美術を大きなスクリーンで観て欲しい・・・って
宣伝をしていたけれど
正直 その効果はスクリーンの中では体感できなかったかなぁ
かなり壮大な美術だったらしいが モッタイナイ
うぅぅぅ~~~。。。モッタイナイねぇ

歴史好きには タマラナイ 内容らしいが
歴史がチョットだけ好き...っていう程度のワタクシでも
名前を知っている武将が登場して
その武将を演じる役者が誰なのか・・・っていう点でも
とても興味深く拝見できたよぉ

評価は色々あるだろうけれど
ワタクシは充分に楽しめたし笑えたし
それなりに満足させられた一本デス
三谷監督
これからも飛んだ作品を世に排出してネッ
無駄に飛んだ作品でもワタクシは歓迎よっ!
 ★★★☆☆<星 3.5ツ>


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