第87回アカデミー賞 最優秀助演女優賞 受賞
6才のボクが、大人になるまで。
いよいよ 新年度に突入
職場にも新社会人が配属され なんか初々しい風が
ふわっ
仕事上では1年間が始まるワケだから それなりに忙しい
約1ヵ月前に発表された第87回アカデミー賞において
大注目されていた作品をようやく鑑賞したぞぉ
ずぅ~と 観たいと、思っていたが
上映館が少なく しかも上映回数も少ないため
なかなか観賞には至らなかったけれど
やっと、、、やっと、、、、観賞できたよ
STORY = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
ウレシイ米テキサス州に住む6歳の少年メイソン。
キャリアアップのために大学に入学した母に伴われて
ヒューストンに転居し、その地で多感な思春期を過ごす。
アラスカから戻って来た父との再会や母の再婚、
義父の暴力、初恋などを経験し、大人になっていくメイソン。
やがてアート写真家という将来の夢を見つけ
母親のもとを巣立つ。12年という歳月の中で母は大学教員になり
ミュージシャンを目指していた父も就職し、再婚して
新たな子が生まれるなど、家族にも変化が生まれていた。
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この作品の上映時間は3時間弱という長さ
でも その3時間弱という時間を感じさせないのは
この作品の作品力の賜物
正直 観賞に至るまではドキュメンタリータッチの
激動人生が描かれているのだろうなぁ。。。と
思っていたけれど全く異なっていたのだ。
12年間をかけて壮大な虚構の人生を作り上げて 描いた作品
驚くほどの大事件や大事故があるワケではなく
ただ6才の少年が12年かけて大人に成長する時間が
描かれているだけ!?なんだけれど これがスゴイ
普遍的な日常が描かれているだけなのに・・・
主人公との共通点がないワタクシが共感できる
そんな共感点が作品中にイッパイ溢れているのだ。
そして少年が大人になるまでの12年間には
少年のみならず 父。母。姉。etc...。
同じように12年という時間が流れていて
互いに変化や成長を遂げた家族の時間を刻んだ人間ドラマ
時間がこんなに愛おしいもの
なのだと
なんとなく気付かされてよぉしみじみ
主人公を演じた新星エラー・コルトレーンをはじめ
主要人物4人を同じ役者が12年間演じ
それぞれの変遷の歴史を映し出した傑作
主人公の母を 本作でオスカーを獲得したパトリシア・アークエット。
母と離婚してアラスカに行ってしまった父を
個人的にはお久しぶりのイーサン・ホークが熱演
good
12年という歳月をかけて作り込まれた作品を鑑賞して
新年度が始まり 一年間が始まる憂鬱を感じている
自分自身がお恥ずかしいわぁ小ちゃいなぁ。ワタクシって...
★★★★☆<★ 星4.0ツ>