いがらしみきお原作の人気コミック「かむろば村へ」を実写化
ジヌよさらば~かむろば村へ~
「大人計画」を主宰する松尾スズキがメガホンをとり
人気コミックを実写化する...チョット面白そうワク×2
「大人計画」といえば人気俳優を多く出している
大人気演劇集団でしょ~ぉ。
その主宰をしている松尾スズキ氏が監督をして
人気コミックを実写化するなんて
想像するだけでも 面白そうじゃないですかっ!
ってなワケで 劇場へGO
STORY ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
お金アレルギーになってしまった銀行マン高見武晴は会社を辞め
お金を1円も使わない暮らしを求めて東北の寒村に移住する。
そこには、隠された過去を持つ世話好きな村長とその美人妻
自ら「神様」を名乗り人々から慕われる老人など
強烈な個性を持つ村人たちがいた。
そんな村人たちと触れあいながら 給自足の生活を目指すうちに
武晴の人生は思わぬ方向へと転がりはじめる。
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ちなみに映画のタイトルに入っている‘ジヌ’という言葉は
東北地方の言葉でお金(銭)を指す言葉らしい。
タイトルもチョットばかりひと癖あるけれど
なんと言っても出演陣もひと癖アリ
松尾スズキ氏とは『恋の門』以来約10年ぶりのタッグとなる
松田龍平クンや風格が出てきた松たか子サン。
妙に「神様」がお似合いだった西田敏行サンに
映画界の貴重な若手と言っても過言ではない二階堂ふみチャン
そして 他にも「大人計画」の役者さんが多数出演。
キャラの濃い役を 全くの違和感なく演じる
曲者役者さんが勢揃いした 意外と豪華な作品(!?)なのだ。
原作でもあるコミック「かむろば村へ」の未読者としては
やはり未読のままで良かったらしい
職場に原作のコミックファンが居るんだけれど
「なんか納得できない。」って 言っていたし...
結構 酷評も目立つし...ねぇ
だから そういう事を考えないで観賞できた事は
ある意味 ラッキーだったみたいLucky
ワタクシ的には 意外と...豪華出演陣の
THE 曲者エンターテイメントを
楽しく拝見させて頂きましたぁ
クスッ 笑わせていただけるシーンが満載
キャラクターの大渋滞で
支離滅裂状態の作品にもなりかねない危ういモノを
作品として 見事に仕上げたのは やっぱり
監督の松尾スズキ氏の手腕によるところが大きい...と
言えるのではないだろうか
お金と情報が必要不可欠な現代において
お金を1円も使用せずに生活する若者を描くなんて
強烈なメッセージが込められているようにも思えるけれど
それがコッケイでもあるでもるところが
人間って哀しくてコッケイな生物なんだなぁ...って。
やはり‘ジヌ’は使ってナンボのもんやで~ぇ
‘ジヌ’を使って 劇場でモット映画を観よう
★★★☆☆< ★ 星3.0ツ >