慈恩寺 「冬の花火」 自宅2階より
2012 午前零時・・・・・・・・・・・・
今年の新しい年の幕開きは
慈恩寺 「冬の花火」で始まった
大晦日の夜更けは
天空一面に拡がる
名も知らぬ
無数の星々達が煌めく
美しい寒空だった
体の芯まで浸み込んで来そうな
底冷えのする
乾燥した空気
チラチラ舞っていた粉雪が
新しい年に 時を合わせるように
そっと降り止んだ
午前零時少し前
突然 打ち上げ花火の
爆音が轟いた
今年から始まった
元旦の新企画
慈恩寺 年越しの「冬の花火」
自宅から「冬の花火」会場まで 凡そ2km
この1年の息災に
しみじみと感謝を捧げる意味で
夕方から一人で 既に数時間・・・・・
美味しい御神酒(?)をご馳走になっていた
その為 車の運転はご法度
自宅の2階窓から
「冬の花火」の見物となった
昨夏・・・・・二の堰親水公園での「水辺のバイオリン演奏と花火」
に孫と一緒に見に行った
あの時の真夏の情景が
ふと思い浮かんで来た
オレンジ色の鮮やかな色彩をした花火
頭上の真上近く
見たこともないような大きなスケールで
真円を描いた花火
闇に漂う火薬の匂い
夜空を過ぎる白煙
少し遅れて大きな音が炸裂
足下に拡がる漆黒の水面には
蝋燭の炎に揺らぐ
幾つもの灯篭流しの灯り・・・・・・・・・・・・・
色・音・見物客・歓声・透き通る夜風・・・
そのどれをとっても
夏の名残りを惜しむ
華やかなものだった・・・・・・・・
冬の花火・・・・・・・・・・
どれも真円を描く事が出来なかった
稲妻の走るような 青白いオレンジ色の色彩だった
少し遅れて鳴る音も 夏に比べてやや迫力に欠けていた
寒さで花火も縮こまってしまい
きっとうまく行かなかったのだろう
と そう思った
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と 言うより
私の頭の中で「冬の花火」は
どうも片手が手持ち無沙汰で仕方がなかった・・・・・・・・・・
屋根の上に座って遠くを眺め
夜風の運んでくる
僅かばかりの涼に浸りながら
片手に冷えたビールを持って
渇いた咽喉を潤おしながら観る
「夏の花火」の方が
やっぱり好きなような気がした
初詣 参道の雪灯篭 2012/1/1 AM1時
同上
年が変わって午前1時
歩いて≒1分
隣の神社に初詣に一人で出掛けた
たぶん 大勢の初詣客がいるだろうと思って行ったのだが
公民館の灯りが煌々と点いていただけで
私以外 誰一人参拝に来てる者は見当たらなかった
公民館の中に数人の人の気配がするだけだった
少し参拝に来る時間が遅くなってしまったようである
昼間見た雪灯篭 蝋燭の灯りが点って
幻想的な灯りの列に 思わず感動
「こんな清らかな心で新年を迎える事が出来るのは
何年振りであろうと・・・・・・・・」
本殿と御斎灯の灯り(手前左下の灯り)
山門を潜って神社の境内に入った
昼間 勢いよく燃えていた御斎灯
その炎を絶やすまいと
僅かばかりの残り火を灯し続け
命を繋いでいた
拝殿への木造階段を上った
布を編んで作った紅白の房
両手を使って二~三度揺すり
鈴を鳴らした
ガラ・ガラ・ガラ・・・・・・・
静まり返った夜更けの境内
大きな鈴の音が響き渡った
今年一年の家内安全・無病息災
家族を代表して
たった一人で祈願
無事初詣を済ました
月山 2012/1/1 PM3時
朝日連峰 同上
2012年1月1日
今年の元旦は穏やかな天気であった
午前中 朝日連峰がはっきりとその姿を見せていたが
あいにく月山は雪雲に覆われて姿を見せなかった
午後 月山が半ば雲に隠れながらも
穏やかな表情をした
真綿のような新雪に包まれた
白無垢の月の山
霊峰 月山が姿を表わした
今年一年 何事も月山の山容の如く
晴れの日も 雨の日も 風の日も 嵐の日も ・・・・・
どうか毎日が寛容で穏やかな一年であり続けますように
と そう願わずには居れなかった
皆様方にとっても
どうか今年一年が
良き年でありますように
御祈念申し上げます
祈 一陽来復