
春の訪れとともに
シベリアに帰る白鳥の群れ
何処から集まって来るのか
毎年隣町河北町で一休み

何羽か群れになって数百羽が羽を休めています
白鳥はおしゃべりが大好き
隊列を作って北へ向かって飛んでいる時
田圃で落穂を拾っている時
皆甲高い声で鳴いています
いったい何を話しているのでしょう
中にはまだ首の部分が灰色の幼鳥も何羽か見掛けました
これから
津軽海峡・オホーツクの海を渡って1000km?
皆無事にふる里シベリアに戻れますようにと
つい祈らずにはおれません

このところ続いた暖かさ
田圃の雪はだいぶ解け始めて来ました

この時期にだけみる事の出来る
雪国ならではの幻想的な風景

融け出した雪が濃霧のようになって
視界が途切れて行きます

畦道の南斜面が黒い地面を覗かせ
そこから次第に雪解けが広まって行きます


辺りは濃霧に囲まれ冬と春が
眼の前で
鬩ぎ合っているかのよう

果樹畑の樹の根元に 木開け
いよいよ雪国にも
待望の春がやって来ました