台風は日本列島縦断の勢い、このあたりにはまだ大きな影響は出ていませんが、明日以降警戒が必要なそうであります。
「○○、雨ひどくなんないうちに、買い物行ってきた方がいいかねぇ」
と母。たしかに、明日どんな状況になるか分かりませんからそれにこしたことはないでしょう。
「そうだねぇ、台風の中、買い物じゃ大変だろうから」
「ほんじゃ頼むわ」
「???????えっ?俺が行くの?しかも一人で?・・・・他にも行ける人が・・・・・行ってきまぁ~~す。」
結局は素直に従ってしまう自分が、情けないったらありゃしない。
まぁ、いいでしょう。そのかわり午後からは、遅ればせながらではありますが「ドリームガールズ」を、誰にも邪魔されずに鑑賞するぞ!!
ふむふむ、なかなか楽しめました。
観ているとやはりモデルとなった「シュープリームス」のイメージと多いにダブりますが、そこはあくまでモデルであって、実話とは大きく違っていますね。あたりまえではありますけど。
ビヨンセ演じたディーナが、さしずめダイアナ・ロス、アニカ・ノニ・ローズ演じたローズがメアリー・ウィルソン、そしてジェニファー・ハドソン演じたエフィーがフローレンス・バラード、ふむふむ、ジェイミー・フォックス演じたカーティスは・・・『モータウン』の創設者ベリー・ゴーディ・ジュニア?
実際、フローレンスは退団後、アルコールに溺れ、神経症のすえ亡くなったわけですし、横暴で態度がでかいと評判だったのはダイアナ・ロス、そのままを物語にするのも問題があったのでしょう。
そうそう、そういえば、『モータウン』では、ジャズ・レーベルを立ち上げたことがありましたっけ、ノーマン・ブラウンの「JUST BETWEEN US」が第一弾アルバムだったと思いますが、たしか6年ほどで止めちゃったんですよね。
観終わってそんなことを考えていたら、シュープリームスが聴きたくなってしまいました。かといって、レコードというのもなんですから『エド・サリバン・ショー』のDVDを
明日は、台風で何処へも出かけられないだろうから「ビリー・ホリディ物語」でも観ちゃおうかなぁ。あっ!でも停電したらどうしよう????JAZZを聴きながら読書?MP3プレーヤー充電しておかなくっちゃ
って、全く危機感のないバブ君でありました。(それでいいのか私!)
さて、今日の一枚は、ダイアナ・ロスでも、ノーマン・ブラウンでも、モー・ジャズのアルバムでもありません。ソニー・ロリンズの初リーダー・アルバムを選んでみました。
プレスティッジにおけるロリンズ最初の彼名義の録音は、1951年1月17日。この日はプレスティッジと契約を結んだばかりのマイルス・ディビスが、録音を行う日でした。4曲レコーディングを済ました後(「MILES DAVIS AND HORNS」に収録)。
この録音現場にはプレスティッジ社長、ボブ・ワインストックも立ち会っていたそうですが、
「ワインストック旦那、新進気鋭のサックス奏者を逃す手はありやせんぜ」
とマイルスが言ったかどうかは別としても、ともかく、マイルスの勧めもあり、この日録音に参加していたロリンズをリーダーとするセッションを1曲録音したのでした。
それが「I KNOW」ということになるのですが、どうしてマイルスがピアノで参加したのか?
私は、ジャンキー仲間ロリンズ売り込みには、いかにマイルスといえども少々時間がかかったのではないかと思っています。
つまり、その間にすでに録音を済ませたジョン・ルイスなんかは帰っちゃったんでしょう。だから試しに1曲だけってんでマイルスがピアノを弾いたのではないかと・・・
ともかく、これがきっかけで時間はかかったもののワインストックは、ロリンズのリーダー・アルバムを、その後の2回のセッションを加え、発売したのでありました。
このアルバムなんかを聴くと、コルトレーン好きの私としては、「やっぱりこの頃コルトレーンとロリンズは喧嘩にもならないほどの差があったんだなぁ」と思えてなりません。
ちなみに、このアルバムの中で私の好みは、同年の12月17日の録音、ケニー・ドリュー、パーシー・ヒース、アート・ブレーキーとのセッション、特に「TIME ON MY HANDS」「THIS LOVE OF MINE」あたりがいいですねぇ。
SONNY ROLLINS WITH THE MODERN JAZZ QUARTET
1951年1月17日[13], 12月17日[5~12],1953年10月7日[1~4]録音
SONNY ROLLINS(ts)
MILT JACKSON(vib) JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds)[1~4]
KENNY DREW(p) PERCY HEATH(b) ART BLAKEY(ds)[5~12]
MILES DAVIS(p) PERCY HEATH(b) ROY HAYNES(ds)[13]
1.THE STOPPER
2.ALMOST LIKE BEING IN LOVE
3.NO MOE
4.IN A SENTIMENTAL MOOD
5.SCOOPS
6.WITH A SONG IN MY HEART
7.NEWK'S FADEAWAY
8.TIME ON MY HAND
9.THIS LOVE OF MINE
10.SHADRACK
11.ON A SLOW BOAT TO CHINA
12.MAMBO BOUNCE
13.I KNOW
おまけ、
映画「ドリームガールズ」を観て、どうしても分からないのは、ジェニファー・ハドソンが賞を総なめしたのは『助演女優賞』ですよね?そこんところです。
どう観ても主演女優に思えるのですが・・・・・
あっ!それって、4曲しか入っていないのにMJQの名前を保証に打ち出す、みたいなのとどっか似てる?
ははははは、それとは違うか。