晴れ渡った空、気温は高いものの風がとてもいい気持ち、
朝、ベランダで大きく深呼吸すれば、きっとこんな日は良いことがあるに違いないと、確信が持てるような爽やかさです。
「今日はいいことあるってよ」
テレビの占いも最高だそうで、
「ん?あらま、gooの星占いも、『星五つです!』じゃないの」
ますます、期待が持てそう、ウキウキしながら仕事に出かけました。
・・・・・・・・・・・・・・ところが、
午後一番に、まずは熱いお湯を腕にかけられ(大事にはいたりませんでしたが)、おもてに出れば、縁石につまずいて靴の先がベラベラに、しかたなく靴を買いに行って戻ってくれば、なんと途中で車がエンコをおこしレッカー車で病院(車のですよ)入り、2時間ほどで直りそうだと聞いてホッとすれば、高めの修理代に呆然。
完全に厄日です。
こんな日は帰宅時も何処へも目をくれず戻るしかないと、途中でビールを仕入れて家に帰ってみれば
「おい、今日は土用の丑の日か!?」
先日いただいた鰻です。しかも、ご丁寧にすでにご飯にまぶしてあるじゃございやせんか。
いくら風が爽やかだったからといっても、カンカン照りの中『厄日』を乗り越えてきたんですよ私は。ビールでしょビール、どう考えてもビールですよ。
「何で混ぜちゃうかなぁ・・・・・・」
「別にそれ食べながらでも、ビールは飲めんでしょ!」
「それは、そうだけど・・・・俺は・・・・食べないの知って・・・・」
「グズクズ言ってんなら、食べなくていいよ!」
「誰も食べないとは・・・いっ・・・・・・・」
え~~~~ん、厄日です。間違いなく厄日です。
朝のあの夢のような予感は何だったのでしょう。
「テレビ局の占いも、gooの星占いも、てめぇらみんな嘘つきダァ~~~~~!!!! 私は二度と占いなんて信じないゾォ~~~~~!!!!」
さて、そんな厄日の一枚は、名コンビ、ズート・シムズ、アル・コーンのセプテット・アルバムです。
えっ?完全にアルバム名で選んだろうって?
そりゃあ、ハッピーのほうがいいに決まっているじゃないですか。(笑)
ジャケットもなんだかとても楽しそうな雰囲気でしょ
このアルバムは、それぞれのソロ・アドリブを充分楽しむといった代物ではありません。セプテットという構成から言えるのかもしれませんが、アンサンブルを楽しむ、そんなアルバムだと思います。
これで、荒んだ心も少しは癒されるでしょう。
HAPPY OVER HOAGY
1957年録音
ZOOT SIMS(ts) AL COHN(bs) NICK TRAVIS(tp) JIMMY CLEVELAND(tb) ELLIOTT LAWRENCE(p) MILT HINTON(b) OSIE JOHNSON(ds) BILL ELTON(arr)
1.I GET ALONG WITHOUT YOU VERY WELL
2.ROCKIN' CHAIR
3.SKYLARK
4.THE NEARNESS OF YOU
5.GEORGIA ON MY MIND
6.LAZY RIVER
7.TWO SLEEPY PEOPLE
8.STARDUST
おまけ、
神様、明日は占いなんて何でもいいですから、良いことがあるようになんて贅沢も言いません。せめて、何事もない普通の一日にしていただけますよう、お願いしますよ。